short | ナノ

いつしか君が

花宮恋人
ちょっと性表現あり







『あっ、ん…ま、こ…とっ』
腕の中で乱れる純愛
眼下に広がる素肌が汚してしまいたくなるほど真っ白で
ついいくつもの痕をつけてしまう

『ひっあ、んんっ』
高く啼く喘ぎ声も俺の名を呼ぶ声も
それが紡ぎ出される唇も
いつも目一杯にためた涙、紅潮する頬
すべてが愛おしくて
しぐさ1つ1つに欲情する

「純愛…好きだ…」

『わた、しも…っ、好き…っ』

行為中一度だけの"好き"に必ず"好き"が返ってくる

それだけで胸が締め付けられる


愛しい愛しい
はじめて本気になった女


はじめは純粋無垢なお前をただただ汚したかった
それだけだったのに
汚しても汚しても
その純白は汚れなくて
汚すどころか
俺が浄化されていってるような
そんな感覚さえあった
汚したくて重ねた体も
いつしか俺が純愛を欲しくて求めるようになって



俺はたぶん
汚したかったんじゃなくて
俺色に染まって欲しかっただけなんだろうな

俺は好きだったんだ
あのときからずっと


『まこと…、好き…っ』

「好きだよ、純愛…


…愛してる」

ドクリと脈打ち放たれる欲

『は、ぁ…っん、あ、いして、る…っ』


好きだよ
好きだよ
誰よりも真っ白で
こんな俺を好きでいてくれる
純愛が

好きだよ


―――――――――――――
まこたーん
またしても意味わからんな…
でもまこたん好きだよ!

そんなに裏要素ないから鍵なしだけど
大丈夫だよね?

ごめんなさーい
補足もなにもないや(笑)
細かいところは皆様のご想像で…


読んでくださってありがとうございました!


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