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この感情に色をつけるなら

紫原
名前変換なし






俺がなにかに興味持つなんて思ってもいなかった
バスケもそう
ただ向いていたから
それだけだった
人なんてなおさら
強いならそれでいい
弱いやつには興味なんてないし
イライラするだけだし

でも君は違ったんだ

弱いし、小さいし
ひねり潰すなんて簡単なんだろうと思うほど細いし
そんなちっちゃな存在だったのに
俺の中ではどんどん大きくなっていく

なんで?

どんなにちっちゃくても
どこにいても見つけられる
今じゃもう、視界に入れば無意識に追っている
気づいたらもう君から目が離せなくなっていたんだ


「それは、"恋"してるんじゃないのか?その子に」
いつの日か室ちんに相談したときそう言われた
「はぁ?俺が?まさか」
その時はそう答えた
生まれてこのかた"恋"なんてしたことないし
むしろ"恋"ってなにさ

「無意識に目で追ってたり、その人のこと考えてたり…それは立派な"恋"だよ」
くすりと呟いた室ちんの声なんて俺の耳には届いてなかった
見えたんだ
あの子が、知らない男と2人で歩いてた
二階からだったから話なんて聞こえないけど
楽しそうな顔してる

チクリ…

「その人が他の人に笑顔を向けるのを見ると心が痛む…そんな気持ちがあるなら間違いないよ…敦はその子が"好き"なんだ」

ああ…室ちんが言ってたの、このこと?

ズキズキする
嫌だって心が叫んでる…

そっか、俺"恋"してたんだね

俺はあの子が"好き"なんだ


――――――――――
はい、意味不きましたー!
名前変換なかったですね(笑)
まあたまには

今回はムッくんの片想い的な…
はじめて好きという感情を知るむっくん…
そこから大切にしたいとか愛しいとかそんな感情が生まれていくといいですね
むっくんまじ天使!
かわいい!
室ちんはあのお顔ですから経験豊富そうですよねーww
いろいろと助言していってくれる人だと思います(笑)
頼れるおにーさん!
やだ、室ちんかっこいい!

ここまでにしておこう…
ではでは
ありがとうございました!

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