柳生から話を聞いて、そんでメールを送って、はらはらしながら帰る途中。電車の中で私の携帯が震えた。

どうせまたぷよぷよとかの通知だろとか考えて通知を見ると新着メール一件。これまたヤフーとかなんだろって思いつつ消すために受信ボックスを開いて、すかさず消そうとしたその時。

「……えっ、」

ほんの数十分前に送ったメールに、行方が分からなくなっていたらしい仁王から返信がきていた。

やあぁぁぎゅ!ちょっ、返信くるじゃん!音信不通じゃないじゃん!

多少の怒りを覚えつつメールを開いた。

『生きとるナリ。そのうち帰るから気にせんでってやぎゅに言うておいてくんしゃい。』

え、えぇ………!
あまりにもあっさりとした返事に気が抜けた。なんだ、柳生くんあんな深刻そうに話すから。

少しだけ機嫌がよくなった私は幸村に昼食べた食堂のパフェを送りつけた。何分か後にむかつく、とだけ返ってきたもんだから、仁王よりも幸村の方が大変なんじゃないの、ってふと思ったりして……。

また明日、お見舞いにでも行こう。




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