仁王とは私にとって何か。きちんと返事をしたかったから、一から考えることにした。

私は初めに、一人なことを問題視していないと言った。…嘘じゃない。今でも必要最低限以外は話さない主義だ。

それでもお昼の時間はよく話をしたし、私が唯一笑って居られた時間だといえる。その点は仁王に感謝しなきゃいけない。


うー……私にとって仁王ってなんなんだろう。感謝するべき人ではあるし、普通の友達に納めるにしては何か違う気もする。

「仁王の事で悩んでいる確率、99.9%」

うんうん唸っていたところ、背後から声が降ってきた。

「……寧ろ残りの0.1%はなんなのソレ」

「人の心理は常に変わる事を考慮しての数値だ」

そうでっか。




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