どちらにせよ、私は賑やかなのは得意じゃないし。また別な場所探せば良いよね。


「私、別んトコで食べる」

そういって広げていたお弁当を仕舞おうとした。

その瞬間。

がしり、と私の手を掴んで幸村くんは笑顔のままこういった。
「俺は君と食べたいんだけど。食べてくれるよね。」

有無を言わさぬ目、後ろで手を合わせて私に頼む!と口パクで言う人達……


断ったらダメなフラグか、これ



こうして私の静かなお昼は消えたのであった。



その日。家に帰ったらメールが届いていた。



To みょうじ
From 幸村

本文:やあ、幸村だよ。
   仁王に勝手に教えて貰ったけど、問題ないよね?
   明日からも昼は一緒だからね。

   P.S 明日の放課後は美化委員だからね。遅刻厳禁!






銀髪許すまじ……!




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