じっとーり。まさにそんな表現が似合うような視線を先程から送られている。
誰に?……お隣の忍足くんに。さっきから穴があくほど見られてる。こっち見んなよ!なんか変態チックだぞお前!
「…なあ、みょうじちゃん」
ヒイッ!声掛けられた!
「はいっ、!」
「……なんで今日、タイツなん?」
は?
忍足くんはもの凄く悲しそうな顔をして私になんで?と問いかける。
「えっ、寒いからですけど…まさかさっきからそんな事で私ガン見されてたんですか!?」
怖、テニス部怖っ!
「……やないで」
「えっ?」
「そんなことやない!お嬢ちゃんの素敵な生足拝めへんのは死活問題やねん!俺はみょうじちゃんの脚と結婚したいんや!」
私はおもわず蔑んだ目で忍足さんを見てしまった。
「毎日俺のために脚見せてや、なあ!」
それは告白ととっても構わないのかな?
その後*
「生足ばんざああああい!」
と叫びながら脚に飛びつく忍足が居たとか居なかったとか。