この世界の地理歴史について。



【エデン】
第三世紀の英雄レイエルがイルへの贖罪で造り上げた夢の楽園。住人の殆どがイルに従い滅ぼされた亡国の生き残りである。しかし、それを時として幻の楽園と呼ぶ者がいる。或いは、死者の国とも呼ぶが、真偽は定かではない。彼らは自作自農で成り立っているが、交易も盛んなようだ。


【トル・ストーレン】
時にイシュガルと呼ばれる、ラーヴァナの主要都市であり、全ての悲劇の始まりの都市である。かつては天族の平和を象徴した国だったが、その頃の面影はない。国内は常に重い雲が漂い、生物や土、水は愚か空気すらも病んでいる。トル・ストーレンに住まう人間は居らず、主に魔族しかいない。国全体にはエリドゥの大樹が根を張り、見張っている。


【サナルの都】
かつて大樹のエルフと呼ばれた一族と、海港都市カリュブリアのエルフが住まう都。サナルの都はクセルクセスの砂漠の最南端に位置する隔絶された場所にある。彼らは第二世紀、第三世紀、にイルに見方をし、最後の最後まで光の道に戻そうとした結果迫害された。その彼らが逃げてきた場所がサナルである。かつてはラーヴァナによって死した土地だったが、千年かけてようやく一部に緑が戻り始めたようだ。


【アクラガス】
ガイアにある国の中で最も強い軍国。かつては魔族を厳しく弾圧していたが、ヒルディエントが国政を握ってからは、全ての種族が等しく扱われるようになった。また、ハザドの民が流入してから国力は飛躍的に上がった。現在、最も多種多様な種族が見られる国で、対ラーヴァナの主要拠点でもある。


【カザル・ヴァード】
古の国カザル・ヴァード。当時はアクラガスよりも強固な国であったが、第二世紀クフリア戦争以降イルに与したため滅ぼされた。かつては遊牧民であったためか、歩兵よりも騎馬兵を重要視していた。恐らく、戦争に於いて騎馬を最も強く着目していた国である。


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