燈「桜慈知ってる?双子の事をピーナッツって言ったりするんだよ」
桜「そうなの?何で?」
燈「この落花生を見て?」
桜「うん」
燈「これを割ると…2粒入ってるでしょ?1つの殻に2粒入ってるから双子って言うんだって」
桜「そっか。僕達と一緒だね。ところで燈瑪、この落花生の袋どうしたの?」
燈「桐野がくれたんだ。白桜さんと一緒にどうぞだってさ。実はさっきの話も桐野が教えてくれたんだよ」
桜「そうだったんだ。桐野さんに有り難うってお礼言わなきゃ」
燈「俺が言っとくよ。はい、桜慈の分」
桜「有り難う。燈瑪は食べないの?さっきから僕ばっかり食べてるけど…次は僕が殻取るよ?」
燈「だーめ。落花生の殻って結構頑丈なんだよ。桜慈の爪が割れたりしたら困る。女の子だからね」
桜「燈瑪……燈瑪ぐらいだよ。僕を大切に女の子扱いしてくれるの」
燈「当たり前だろ。桜慈はたった1人の可愛い妹なんだから。世界で1番大切な女の子だよ」
桜「燈瑪ぇ…燈瑪もねっ、僕の1番っ、世界1大切な男の子だよっ!だぁい好きっ」
燈「俺もだぁい好きっ」
桜「あっ、そっか。僕が燈瑪に食べさせたら良いんだね」
燈「それも良いね…って桜慈?何で口に入れちゃうの?」
桜「口移しで食べさせよっかなって。駄目?」
燈「だ、駄目じゃないよ。ただ…恥ずかしいなって」
桜「燈瑪…今更じゃない?もっと凄い事だって…」
燈「わーわーっ!女の子がそんな事言っちゃ駄目っ」
桜「はーい。…燈瑪、んー」
燈「ん、んー…」
桜「美味しい?」
燈「美味しい…けど、やっぱ恥ずかしい…!」
桜「ふふ、燈瑪可愛いーっ」
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