愛「おーい、ベランダで何して…おぉ、立派な天体望遠鏡」

京「前からここにあったぞ」

愛「そうなんだ。ベランダ出た事なかったから知らなかった。本当に星好きなんですねー」

京「悪ぃかよ」

愛「別に悪いとか言ってないだろ。今日は星が綺麗だし、このままここでヤる?」

京「……」

愛「なんちゃってー」

京「あ?」

愛「ヤりたいけど人の邪魔してまでヤりたくないよ。どれどれ…おぉっ、星が綺麗に見える!」

京「…結局邪魔してるじゃねぇかよ」

愛「一緒に楽しむぐらい良いだろ?星座とか教えてよ」

京「仕方ねぇな…これがカシオペア座だ」

愛「あ、それ聞いた事ある」

京「で、ここに秋の大四辺形がある」

愛「へぇ…ほんとに詳しいな」

京「悪ぃか」

愛「感心してるだけですー」

京「…似合わないって笑わねぇのか?」

愛「笑ってほしいの?笑うより、お前とこうやって空見てる方が楽しいから笑わないよ」

京「愛嘉…」

愛「あのさ、今日みたいに空が綺麗な日は一緒に居てやるからこれからも星座とか教えろ」

京「偉そうに言うな。…ちゃんと覚えろよ?」

愛「出来る限り覚える。あと、星楽しんだ後ヤろうね。青姦したい」

京「楽しんだ後な」

愛「京」

京「何だよ」

愛「……月が、綺麗だな」

京「ああ、月が綺麗だ」











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付き合ってはいませんがお互い惹かれ始めてる京と愛嘉です。
分かりにくいですが愛嘉はデレ期です(笑)
愛嘉が最後の言った『月が綺麗』はとある有名な意訳で想いを伝えています。
京はその意味に気付いて同じように答えたのかそれとも本当に月が綺麗で答えたのかはご想像にお任せします。



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