「……お前、今年でいくつだっけ?」
「あ?27。つかお前と同いなんだから分かんだろ」
「まぁそうだよな。で、職業は?」
「お前、バカにしてんのか?職員室にいんだから教師に決まってんだろ」
「だよな。そして生活指導担当だよな」
「おうよ」
「あのよぉ…その生活指導担当が没収品に何してんだよ」
「何って…あ、預かって…」
「るだけじゃねぇだろ。何で嬉しそうにデスクに飾ってんだよそのテディベアをよぉっ!」
「これは決して!断じて違うぞ!持ち主がそろそろ来ると思ってだなっ」
「じゃあ何で勝手にその熊の首にリボン巻いてんだよっ!そのチェックの赤いリボンは何だっ!」
「……可愛いだろ?」
「ドヤ顔すんな。…学生の頃までなら大目に見てやったけど流石にその年で少女趣味はねぇだろ」
「可愛いは正義!」
「どこで覚えたその言葉」
「…これはちゃんと返す。このリボンも付けてな」
「そんな寂しそうな顔で言うな…帰り、何かぬいぐるみでも見に行くか?」
「!?ウサギが良い!」
「テディベアじゃねぇのかよっ」
「ウサギの耳にビーズが散りばめられたシュシュを付けたら可愛いと思わないかっ?シュシュは作ったからあとはウサギを迎えるだけだ」
「準備良いな…じゃあ帰りはいつもの店に寄るか」
「おうよ」
「(俺、何でこんな奴に惚れてんだろ)」
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9月17日はキュートな日、または若々しいキュートな大人に因んだキュートナーの日らしいです。
今回は学年主任×生活指導の先生ものです。生活指導の先生は乙男です。
そしてまた役に立たない裏設定で高校からの親友です。
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