「今日もあっついわぁー」
「暑いなら離れろ」
「嫌やー。汰狼君から離れるぐらいなら暑いん我慢するー」
「鷹嗣、俺は暑いの我慢するより離れてほしいんだよ」
「えー…ぎゅうー」
「おいっ腕の力強めんなっ!」
「なぁ、汰狼君のうなじの汗、舐めてもえぇ?」
「良いわけねぇだろっ!」
「怒っちゃ嫌やーっ」
「ったく、明日は涼しくなってほしいな」
「残念ながら明日もまだまだ暑いらしいで」
「そうなのか?」
「せやねん。暑くてかなわんわ」
「全くだ…」
「でも明日も汰狼君にぎゅうしたるからなーっ」
「勘弁してくれ」
「ソフトクリーム奢ったるからぁっ」
「………絶対奢れよ?」
「はいっ!奢らせてもらいますー!汰狼君めっちゃ好きー」
「はいはい」
なぁ、気付いとる?
汰狼君、口で嫌がっても俺から逃げようとせぇへんの。
ほんまは満更やないんやない?
なーんて自惚れてみたり。
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