キーンコーンカーンコーン…


「おわったー…!」

んー…!と伸びを一つ
何とも言えない安堵感が半田を包む

定期考査の最終科目を終えた
結果は…まあまあと言うところだろう
決して悪くはないが優良というわけでもない、と思う

まあ赤点じゃなきゃいいからなー、なんて考えは親には言えないけど


「はーんだっ!どーだった?数学」
「マックス…」

マックスこと松野空介
自他ともに認める器用な奴で
それなりに何でもこなすネコミミ帽君

「問5と問9いがいなら何とか解いたかなー」
「あー、あれはあの公式を使うんだよ。元の式の3を移項してー…」
「んー…?」

口頭でいわれてもさっぱりだ

「ほら、xを出すにはyにxを代入してからー…あ、」
「ん?」
「それよりは半田問8は解けたの?僕が教えてあげたやつ」
「あー、あれだろ?面積だしてから斜線の部分ひいてそれからあれをたしてー…確か答え6だろ?」
「最後は足すんじゃなくてひくんだよっていったじゃん…本当に中途半端だねぇ…」
「げ、マジ?」
「ホント。まあそこまで書けてるんなら七割ぐらい部分点もらえるでしょ」
「あー…なんか一気に自信なくなった…」

自分が書いた答えが違うとわかった瞬間に解答すべてが間違っているんじゃないかという暗示に取り付かれる

「まー平均ちょい上ぐらいじゃない?半田だし」
「どーいう意味だよ」
「半田は半田ってことー」







――――――――
初小説がlogって何事(^P^)
CP小説も大好きだけど
こういう友達の話も大好き

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