「マモル!」
「フィディオ!」

ぱあああ!とでも効果音が付きそうなくらいの笑顔で俺に駆け寄ってきてくれるマモルに愛おしさがこみ上げてこないわけがない

ああ、可愛いなあ…!

「どうしたんだよ急に!」
「うん、ちょっとね!まずは優勝おめでとう」

そういってほっぺを撫でるとくすぐったそうな顔をした
ぷにぷにして気持ちいい
イナズマジャパンの皆さんの視線には無視という対応をとらさせていただいた
せっかくマモルと話してるのにわざわざそんなこと気にしてられないからね

「へへっありがとな!フィディオたちのおかげだ!」
「役に立てたのなら嬉しい『ハイ、ストーップ』…カゼマル、久しぶり」

せっかくマモルと話してたのに、邪魔されてしまった

「久しぶり、フィディオ。なにしにきた?」
「だめだよ風丸君、そんなに威嚇しちゃ」
「吹雪!」
「キャプテン、僕とあっちで準備体操しようか」
「おう!あ、フィディオも一緒に練習どうだ?」
「円堂!?」

風丸他、イナズマジャパンメンバーは何でこのイタリア男と!と青ざめているが円堂は太陽さながらの微笑みをフィディオに向けたままだ

「ありがとうマモル!でも俺がきたのはこれを渡すためなんだ」

そういって手紙を渡すと早速中身を確認するマモル
イナズマジャパンのメンバーたちも寄ってくる

「「「「FFI終了記念会?」」」」」
「そう!エドガーが終わりはきちんと、って聞かなくてね」
「へー!楽しそうだな!」

円堂は楽しそうにしているが他のメンバーは一気に青ざめた
(またあの海外選手団の手に円堂が…!?)
行かない、と風丸が言おうとしたとき、フィディオは待ってましたとでも言うように言葉を付け足した


「イナズマジャパンには優勝枠として何か1つ記念会の内容を決める権利があるんだよ!」


これで来ないわけにはいかないだろう?とフィディオはしたり顔
イナズマジャパンメンバーは苦虫を噛み潰したような顔をした

そんなことには全く気付いてない円堂はフィディオの言葉をきいてすぐに言った


「じゃあさ!チーム関係なくサッカーやろうぜ!くじかなんかで即席チーム作ってさ!」


「それはいい考えだね!」と言って円堂に抱きつくフィディオと「チームごちゃ混ぜなんぞ認めない!」などと叫んでいるイナズマジャパンメンバー(円堂が「だめか?」と言うと結局認めてしまうのだが)


海外組は円堂を落とそうと必死だし、日本組はそんな海外組から円堂を守ろうと必死だ
普段いがみ合っている立向居とヒロトが手を組むほどに

そんな大波乱の連続のFFI終了記念会がどうなったのかは、また別の話




この気持ちだけはみんな共通





(マモル!同じ組だね!)
(フィディオ!頑張ろうな!)
(俺もいるぞフィディオ…)
(カゼマル…!)
(僕キーパーだからマモルと同じチームになれないじゃんかああ!)






――――――――――
企画提出作品です
総受け感出ませんでした\(^P^)/
すいませんでした!
企画参加承認ありがとうございました!

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