*会話文。
*金リョ寄り?


「あー!コシマエ!おはよーさん!」
「…朝からうるさいんだけど」
「なんやコシマエ元気ないなー具合悪いん?」
「いや、だから………はあ…なんでもない。眠いだけ」
「なんや眠いんか!ワイも眠い!おそろいやな!」
「…はあ、そうだね」
「なんやのなんやのーなんでそんなため息ばっかつくんコシマエ〜幸せぎょーさん逃げてまうで?」
「アンタは幸せそうでいいよね」
「あ!せやった!なーなーちょい聞いてや!ワイ今日めっちゃ良い夢見てん!」
「ふーん良かったじゃん。どんな夢?」
「コシマエの夢や!」
「………は、」
「コシマエとテニスしてコシマエが笑ってくれてコシマエとめっちゃぎょーさん遊んだ夢やった!」
「………」
「もーほんま楽しかったわー」
「…遠山」
「でもな!試合の途中でオカンに起こされたからワイとコシマエ、どっちが勝ったんか分からんのや!」
「遠山、」
「めっちゃ楽しかったからええっちゃええんやけど、やっぱり試合は勝敗がついてなんぼやん?」
「遠山。」
「せやからコシマエ!今日勝負しよっ!」
「遠山!!!」
「…っおん?!な、なんやコシマエいきなりデカイ声出して」
「さっきからずーっと呼んでたんだけど」
「ほんま?!そりゃ悪い事したわ!で、何?」
「ん」
「…?なんなん?コシマエ?」
「ん!」
「?…コシマエ、せやからこの手はなんやの?握手?」
「違う!出演料寄越せって言ってるの!」
「えぇ?!な、なんで?」
「勝手に俺の事夢に借り出したんだもん、当然でしょ」
「…言われてみればそうやな」
「でしょ。今ならファンタ1本で許してあげる」
「!!ほ、ほな!すぐ買うてくるからちょっと待っててや、コシマエ!」
「グレープね。ちなみに10分経つ事に利子が付きます」
「…利子って何?」
「〜ッああもう!とりあえず早く行ってきなよ!俺先行っちゃうよ?」
「せやった!!!す、すぐ帰ってくるから絶対待っててやコシマエ!」
「…ん、」
「絶対!絶対やで!」
「分かったってば!」
「絶対やからなー!」
「…どんだけ信用ないの、俺」


「遠山の、ばーか」









「…白石部長はどう思います、あれ」
「うーん、さすが越前くん、って感じやわ財前隊長」
「俺的にはちょっと金ちゃんが可哀相かと思うんやけど、そこんとこどう思います一氏二等兵」
「なんで俺が二等兵なん納得がいかん思いますわ忍足三等兵」
「なんで俺のが低いんや一氏四等兵」
「四等兵とかマジどういう事やねん忍足五等兵」
「小春はそこのゴミ二人が五月蝿いと思うんやけど、師範はどう思う?」
「え、えと…そうですね、微笑ましいと思いますわ」
「師範は師範のままなんですか小春王妃」
「…小春にゴミ言われた…もう立ち直れへん……」
「五月蝿いわよーん特に一氏二等兵」
「先輩らの茶番マジウザいんスけど。とりあえず顔真っ赤にしてうずくまった越前が可愛いと思うっすわ」
「悪いのは蔵りんやで、光」
「あ、本当たい。越前むぞらしかね」
「!なんで居るん千歳、今まだ1限前やで」
「卒業の危機たい」
「早っ!まだ半年以上残ってんで千歳!」
「これに関しては浪速のスピードスターにも負けんばい」
「いや、そこは勝ちたくないわ」
「せやね」
「せやな」
「あ、金太郎さん帰って来ましたよ」
「ほんまにファンタ買って来てる…金ちゃん今月のお小遣余裕あるんやろか……」
「お前はほんまにオカンやな白石。せやかて越前にファンタ買ってなんて言われたらお前らやて走って買いに行くんちゃうん?っちゅー話やで」
「せやな」
「せやね」
「せやろ」
「…まあ、仮に越前に出演料寄越せ言われても、今現在進行形で何十本請求されるか分かったもんじゃないっすわ」
「それもそうやな」
「せやね」
「あ、鐘鳴った」
「!!アカン!こんな事してる場合とちゃうかった!次数学やん!ちょっ…先行くで白石!」
「おー…そういや今日謙也当てられる日やで。もう居らへんから言うてもしゃあないけど」
「俺も卒業の危機やったと!!!行かんとね!」
「おっ千歳もめっちゃ早いなあ。」
「練習メニュー、そろそろ組み替え時かもよ、蔵りん」
「せやな。今日考えとく」
「じゃあうちらもそろそろ行きますかー」
「せやな、気付けばルーキー達も居らへんし。あ、財前も居らん」
「ほんまや!光…裏切り者ッ…!」
「ははっ、ほな、また昼休み」
「おん、昼休みになー」



ある朝の光景。

(今日も始まる僕たちの日常)



*****

無駄に長い。
夢の出演料取るリョーマくんが書きたかっただけです。
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