「絶対領域じゃ」

「いや生足でしょ」

「お前ら何なのきもい」

「真冬!聞いてよー仁王が生足より絶対領域の方がいいって言うんだよ?」

「まずそんな会話をしてるお前らがきもいわ」

「西倉、お前はどっち派じゃ?」

「どっち派でも無いし。つーか僕をその話に巻き込まないでくれない?」

「あ!分かった!真冬はタイツ派か!!」

「夏緒、ぶっ飛ばされたいの?」

「タイツもええのう」

「俺は破けてる方が好きかなー」

「俺も!あの破けてる所から出とる肌のむちっと感がたまらん」

「分かる分かる分かる!!それでやっぱ黒なんだよな!」

「褐色系じゃったら白の方がええの」

「あーいいね!自分で破きたくなるもんな!!」

「まじ着いていけない千秋助けて」

「お子様の西倉にはまだ早かったかの〜」

「仁王うざい。つかそんな話で盛り上がるのが大人なら僕は大人になりたくない」

「真冬にもきっと分かる日が来るよ絶対」

「一生来なくていいから。後肩に手置かないでくれる?エロ菌がうつる」

「えー、エロ菌は春太君でしょ」

「確かにエロと言ったら南山じゃの」

「春太は違う。あいつは性病菌だから」

「ぶっ」

「くっ」

「ヤった後の春太とか消毒しないと触れないし」

「西倉の潔癖症はすごいの」

「普通じゃない?」

「まぁ確かにヤった後の春太君には触りたくないよね。後仁王も」

「俺?」

「そうだ仁王も歩く生殖器だった…」

「何じゃその不名誉なあだ名は」

「テニス部の中で有名だよ?春太君が歩く性病で仁王が歩く生殖器って」

「…誰が付けたんじゃ?それ」

千秋赤也(君)

「…ちょお、2年の教室行って来るの」

「行ってらっしゃーい」

「仁王、目が笑って無かったよ?」

「んー赤也今日部活来れないかもね」

「可哀想な赤也君。千秋はいいのかな?」

「千秋にはもっときっつーいお仕置きすんじゃね?仁王だし」

「そうだね仁王だし。僕はそれを高みの見物してよ」

「俺も傍観側にいよーっと」

「とりあえず今日赤也君が部活来れるかが楽しみだね」

「(すっげ楽しそうだなー真冬)」


その後、放課後の部活には真っ青な顔をした赤也が仁王の後ろを歩いてたという。



110818