「春太せんぱーい」

「あ?赤也か」

「…な、にしてんスか…」

「見りゃわかんだろ?AV鑑賞だよ」

「視聴覚室でですか…?」

「俺、このでっけぇスクリーンで見んの夢だったんだよなぁ」

「しかも今授業中っスよ」

「それがスリルっちゅーもんだろ。授業中にセックスするより楽なもんだろ」

「え!?ヤった事あるんですか!?」

「おー。男子トイレでな」

「詳しく教えて下さいよっ!!」

「これだからDTは…」

「う、うっさいッス。俺には俺なりのペースってもんがあるんですよ」

「俺が赤也くらいの時とかヤりまくってたけどな」

「うわ…」

「おい、お前性病ぜってぇ持ってんだろ的な目で俺を見んじゃねーよワカメ」

「ワカメっていうのまじでやめてもらえません?」

「いいじゃんぴったりじゃね?」

「千秋先輩が超言い触らしてんスよ…あの人まじうぜぇ」

「あー千秋に言っちゃ終わりだろ。あいつ歩く拡声器だしな」

「千秋先輩のせいで夏緒先輩にも笑われたし…っ」

「夏緒?お前夏緒好きなの?」

「だって超かっこいいじゃないっすか!!マネ業もきっちりこなすし!」

「あいつなんて只の変態ペド野郎だろ」

「ペド…?ペドってなんすか?」

「…うん。お前は知らなくていいよ…」

「何なんッスか!?超気になるんすけど!!」

「つーか夏緒より俺の方がかっけぇだろ?あんなエロ野郎より」

「いや、夏緒先輩は見た目とのギャップがあるからいいんですけど…春太先輩はもろじゃないッスか」

ごめん☆常にフェロモン振りまいちゃってて☆」

「ウザイっす。あ、AV終わっちゃいましたよ」

「あー!!俺の好きな女優だったのに!おめぇが来たからだろ赤也ー」

「俺関係ないッスよ。ちょうど授業も終わりそうですし、一緒に飯行きません?」

「A定奢れよ。みかんゼリー付きで」

「仕方ないッスねぇー」

「つーか何でお前もサボってたの?俺はいつもだとして」

「英語自分が当たる日だったんで。」

「お前馬鹿だもんなー」

「春太先輩には言われたくないですね」

「ほんっとむかつくDTワカメだなお前は」


110818