デリート世界 | ナノ


恋愛相談


凜「氷雨〜。ねぇ、まだ柚と付き合ってないの?」

氷「凜、唐突にどうしたの?」

凜「ボクが寝る間も惜しんで、相談に乗ってあげてるのにまだ行動すら起こせてないの?って言ってるんだよ?」

氷「昼寝の時間ね。そうだね……面目無い」

凜「女の子に対しての手の速さはどこにいったわけ?」

氷「…返す言葉もないね」

凜「そう思ってるなら笑顔で返すのやめてよね、ボクと忍の時間は無限じゃないんだよ」

氷「…、いやさ、顔を見るとさ、もう好きって込み上げてきて言えなくて…」

凜「…いや、乙女かよ」

氷「自分でも笑っちゃうくらいビックリ」

凜「本人の前じゃ素直に笑うことも出来ないくせに」

氷「それは言わない約束でしょ」

凜「ていうか、もっと危機感持ったら?柚、優男だしモテると思うよ」

氷「ん〜女の子なら、ライバルにならないかな」

凜「どういうこと?」

氷「逆に俺のことを好きにさせる自信あるし」

凜「なーるほど。でも柚がもうその女の子のこと好きになってたら、氷雨は寝取った最低な男だよね」

氷「……、そのときは死ぬしかないかな」

凜「わー…その度胸あるなら告りなよ、早く」

氷「それが出来たら、凜や忍にこんな話グチグチしないよ」

凜「ボクは平穏な昼寝の時間のために、早く終わらせてほしいかな」

氷「はは、つれないな」





「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -