七年生で映画 2011/03/18(0) (暗い部屋で、室町先生が誰かと話している) 「はい………ええ、その通りにしていますよ。大丈夫です……………忍術学園を、殲滅します」 乱太郎ときり丸の二人の会話からスタート。 「悪いねきりちゃん、菜園から薬草採ってくるの、手伝わせちゃって」 「いーんだよ、お駄賃貰っちゃったからなあ」 あへあへあへと笑うきり丸。しょうがないなあという目で見る乱太郎。 そこへ、生物委員会一年の誰かがやってくる。ここでは虎若にしておく。 「あーっ、いた!乱太郎!」 「あれ、虎若。どうしたの?」 保健委員を探していたという虎若。ついて来てほしいと乱太郎に言う。乱太郎はきり丸と顔を見合わせて不思議そうにしてから着いていく。当然の様に何回か穴に落っこちた。 着いたのは生物委員会の馬屋だった。馬の側には八左ヱ門が膝を着いている。三治郎が伊作を呼びに行ったが、まだ帰ってこないとのこと。その頃伊作は穴に落ちている。 「見てくれ、これなんだけど」 「足ですか?……うわっ」 「腱に傷が付けられているんだ……しかもここにいる馬の足全てに」 これじゃあ遠出が難しくなる……治りが早くなる薬を貰おうと思ったんだけどな……と八左ヱ門。 物陰からそれを聞いていた鈍色。音もなく消える。 …………という導入部。 他にも同じようなことがいくつも起こり、上級生が犯人を見付けようとする。しかし手掛かりすら掴めない。 あるとき、低学年の誰かが「そういえば……最近、七年生の先輩を見かけないと思わない?」と言う。いくら『あまり見かけない人達』でも、こんなに長い間、誰ひとり見ないことに違和感を覚える。 まさか、と思う上級生。 そんな馬鹿な、という誰かの言葉と同時に、火柱が上がった。 車座で話し合っていて、驚き立ち上がった上級生達。部屋の戸が破られると共に、焙烙火矢が投げ込まれた。 一斉に散って、体制を整える。 (この辺りから戦い。基本的には一対一で、元委員会の後輩と戦闘) 相手は七年生だと分かっている。しかし気配が全くいつもと違う。 とある者は、関節や鳩尾を容赦なく正確に狙ってくる。とある者は、己の得意な場に誘い出して独壇場とし、別の者は下級生に眠薬を嗅がせて気絶させる。 (勝手なイメージ:勝尾くんと山原くんは海辺。羽前くんは山へ相手を誘い出す。ショットガンの様に改造した長銃を両の手に持って追い詰めていく。 眠り薬うんぬんは、元保健委員の美濃くんと黒部くん+近江くん。先生方相手でも、気絶した一年の首に手をかけて無表情で忍務を全う。 三木ヱ門のユリ子などを相手に、「作り方を知ってるってことはなあ、壊し方も知ってるってことなんだよ」と言うのは阿波くん。 学級委員だった三人が鉢屋と尾浜を軽くいなしたりもする) かなり在校生に不利。七年生との力の差は歴然。上級生はかなり疲労する。 ………(すったもんだ)……… 目を覚ました乱太郎や一年が、上級生を庇って戦おうとする。その下級生にも、感情なく武器が振り下ろされそうになる。 ようやくそこで室町先生登場。止めに入り、「実践演習はお仕舞いです」。 唖然となる在校生。七年生も、覆面引き下ろして普段の調子で「どういうことですか先生!!」と叫ぶ。 「学園長突然の思い付きです。忍務を与えた『七年生』と、在校生を本気で戦わせて見せろ、と」 ああ、この忍術学園は実は偽物ですから安心してくださいね。私が三日の突貫工事で作りました。寝ている貴方がたに気付かれないように運ぶのは大変でしたよ。 ――――――――― 手が寒さで動かないので、後日加筆します。ちっとも映画じゃないですねなんてこった。 『在校生の前では標準語』の設定が薄れている気がして悲しい今日この頃です(´・ω・`)七年生同士でしか方言が理解できず在校生はもやもや……してないのか… backnext |