それは夢か幻か――


地に足の着かない、ふわふわした感覚と。
誰かに支えられてる暖かな感触。

優しい心。
誰かに思われているぬくもり。


それは夢か幻か。


どうやって帰ったかも分からない。

気がつくと私は、自分の部屋に戻っていて……
夜は明け、地球なら朝日が昇っている時間に、目が覚めた。


――激しい頭痛と共に。

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