サンタのことも気になるけど、シンは、ミーア自身の経歴にも興味がありました。




シンには、まだまだ不思議に思っていたことがあります。
それは彼女、ミーアのことです。

「あんたってラクスさんの[秘書兼影武者]って肩書きだけど、具体的に何してんの?」
「ラクス様の代わりにテレビ出たり、ラクス様の代わりに要人のパーティー出たり……ラクス様に危険が及びそうなところには、私が出向いてるわね」
「へー。結構重要な役目持ってんだ」

シンが感心します。

「でも一番はあれかしら。ラクス様がお出かけしたい時とかの身代わり。ほら、ラクス様って有名人だから、門限とか厳しいし、大体お付きの人も一緒じゃない? ラクス様だって女の子なんだから、色々あるじゃない。ねえ?」
「……いや、それ、まずいだろ……」

一瞬にして、「感心」は「呆れ」に変わってしまいました。




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結びのコトバ
女の子には、秘密がいっぱいなのです。

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