サンタのことも気になるけど、シンは、ミーア自身の経歴にも興味がありました。 シンには、まだまだ不思議に思っていたことがあります。 それは彼女、ミーアのことです。 「あんたってラクスさんの[秘書兼影武者]って肩書きだけど、具体的に何してんの?」 「ラクス様の代わりにテレビ出たり、ラクス様の代わりに要人のパーティー出たり……ラクス様に危険が及びそうなところには、私が出向いてるわね」 「へー。結構重要な役目持ってんだ」 シンが感心します。 「でも一番はあれかしら。ラクス様がお出かけしたい時とかの身代わり。ほら、ラクス様って有名人だから、門限とか厳しいし、大体お付きの人も一緒じゃない? ラクス様だって女の子なんだから、色々あるじゃない。ねえ?」 「……いや、それ、まずいだろ……」 一瞬にして、「感心」は「呆れ」に変わってしまいました。 +++++ 結びのコトバ 女の子には、秘密がいっぱいなのです。 |戻る0| -43/73- |