読みかけの本を読もうとするレイと、レイに構ってほしいシン。
そしてシンは熱い炎を燃え上がらせた。



「良い子のみんな!! サンタは好きかーッ?!」
「俺は良い子じゃないしサンタも好きじゃない」


しれっとレイは言い切ります。
あっさり拒絶され、シンは行き場の無い闘志をたぎらせました。


まあ彼も、レイがこの手のノリに着いて来てくれるとは思っていません。
それでもちょっとくらい構ってくれるかなー……なんて熱血してみたのですが。

「……なあ、レイ」
「ん?」
「俺達、友達だよな……?」

あまりにも冷たい仕打ちに、シンはおどおどと訊いてしまいました。


「……さあ?」


返ってきた答えは、シンの精神に稲妻を轟かせるのでした。




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結びのコトバ
何だかんだ言ってるけど、仲良しの二人。
「さあ?」って言ってるけど、ちゃんと仲良し(笑)

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