そんなわけで、各話のお話>>> □PHASE1−歯車の噛み合う時 とにかく、出来るだけ登場キャラを出そうと躍起になった第一話。タイトルは…なんかさらっと生まれた記憶が(汗) 開始方法だけは「コレでいく。コレ以外は無い」と意気込んでいたはず。 そしてシンとミリアリアを出会わせ、彼女を助ける。メイリンにシンを目撃させる。この三点が必須項目。後は、無理のないように無理のないように……(苦笑) □PHASE2−紅乙女 紅乙女をどうやって説明しようか悩みました。オリキャラもどのレベルで差し込んで良いものか四苦八苦しました。 オリジナル設定を挟みこむのって難しいです。とは言え、ジュール隊を書くのは楽しいもの。特にシホが絡むと、何でもこい! な感じになるところとか。彼女の存在に助けられてます。 □PHASE3−ザフト襲撃 超タイトル先行型。タイトル在りきの一本です。デュランダルの野心を表に出しておいて、さあそこからどうしよう、という(爆) シホが怪我してます。長編二度目の大怪我です。一番怪我させやすいです(おいおい) □PHASE4−プラントの鼓動 前三本が、本作の設定紹介編。いわゆる「起承転結」の「起」でした。この四話は「承」に当たり、話が本格的に動きだす一本にしなくてはならないところ。 そんなわけで、新章をイメージするような……緊迫感ある三話のタイトルと真逆の印象を持つようなもの、としてこちらのタイトルが誕生です。 ラクスも登場。シンとミリアリアが中核に向かって走ろうと言うところですが……少々まったりさせすぎました。何故もっとスピード感を出せなかったのか。悔やまれすぎる。 □PHASE5−冷たい銃声 ようやくやってきた五話。書きたくてしようのなかった五話(笑) この話は、連載開始前からタイトルも話の流れも設計図が出来あがっていて、ただ書き始めたら理想が先行しすぎて追い込まれるという非常事態(完全に自爆している) いかに自然に、不自然感無く携帯を胸ポケットに入れさせるか、そこに全神経が集中してます。 □PHASE6−僕を呼ぶ声 まさにそのまま、シンを呼ぶ声が聞こえる第六話。 その1.ミリアリアがシンにとって大事な人であること。 その2.ルタの存在を引きたてておく。 その3.クルゾフの不審感も煽っておく。 でもってマユ。後にもう一つ同じようなイベントが控えているため、全体的に見ればくどくなるのは分かっているけれども、それでも取り除けなかったマユイベント。 自分を命と引き換えに携帯が壊れ、涙するシン。そんな描写を書きたくて。 □PHASE7−大切な人のために 確か、タイトル悩みまくったような…… みんなが大切な人のために動く回。無理があると思いつつ、ミリアリアはムウとクルーゼの繋がりを知っていることになってもらってます。 なんてゆーか……この状態で、「少佐とラウ・ル・クルーゼは遺伝子上の親子だったなんて!!」とゆーところから始まるのは……回りくどいのなんの。 □PHASE8−生きるための選択 生きるためにはどうすれば良いか。 生き残るためにはどう動けば良いか。そんな、これまたタイトル通りの第八話。 これからレイを動かすに当たり、どうしても植えつけておかなくてはならなかった「自分で選ぶ。決めて、実行する」という意識。 片やラクスに求めたのは、「選んで、実行して、その行動に責任を持つ」こと。そんな布石を引いておく。これを忘れたら大問題(爆) □PHASE9−天使の導き 書きたくて書きたくてしようが無かった回その2。美味しいところを持って行って下さい隊長! とばかりに、意気揚々とイザークを出してみる。 タイトルは100%ステラの意。ステラにシンを導いてもらうための回。それ以外は後回しにしても良いくらいの回(言いすぎか) 第一話のミリアリアとの出会い方は、ここで「シンは大事な人を守れる」という方向に持っていくためだけと言っても過言じゃないです。そのための「守ってくれてありがとう」です。 デスティニーを動かすのはステラの後押しがあったから。ステラの後押しと同時にシンの種が弾ける――というところを書きたいだけとも言える回とも言えたり。 |