贖罪の唄







いつか私の唄が 貴方の心に届いたら
嬉しくて 泣いてしまう けれど笑わないで


愛する全ての人達を
守りたいと 強く願い
唄うのは 恋のうた



希望の彼方 深淵の大地
沢山の涙が枯れた夜



数十億分の一の確率で出会う
運命の二人の間




ソラと海を 虹がつないだ




凍てつく憎しみが 雪となり解けていく
零れる朝 まだ見えぬ 陽の光
貴方の苦しみも 残さず受け止めよう
愛する人に 巡り会えた奇跡を

どうか忘れないように




いつか帰る時が来る
私は忘れない



沢山の涙が枯れた夜を
星屑の洪水が 世界を氾濫させた夜を




私は覚えてる 明けない夜の帳を




凍てつく悲しみは とけずに残された
時間さえ 晴らせない 雲がソラを覆う
宇宙に舞う光が 照らすその先には
たくさんの
愛しい人が待ってる




貴方を照らす光
涙を拭う光
希望を照らす光


立ち止まることさえ 許されないのなら
せめて今宵だけ歌わせて


貴方との別れが示す先も
二人が綴る 唯一の道になる
遠い場所で 繋がっている
命の輝きが ソラを照らす標




選んだ道が
どうか 交わりますように…



宇宙に舞う光が 教えてくれた夢
数え切れぬ 哀しみと 消えた炎は
傍にいる
宇宙に舞う
星となって輝き続ける




見上げて 宇宙を


見つけて 私を


そこにいる 宇宙に舞う光



それは 宇宙に舞う光…








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