【ディアミリ+】 「はい、カガリ」 「ありがとう、ミリアリア……これは私から」 「うわあ、可愛い。おりがと」 なんとか暇を見つけ出し、チョコ交換をしたミリアリアとカガリ。互いのチョコレートを前に、二人は感嘆のため息をもらした。 「すっご……ねえ、これ高かったんじゃない?」 「ミリアリアこそ、わざわざ作ってくれたんだろ?」 「私のは……本当はウィスキーボンボンにしたかったんだけど、分量間違えて、一粒しか成功しなくて……」 「ええ?! すごいなお前!! そんな手の込んだの作れるのか!!」 料理が不得手なカガリは、素直に感動した。 「食べてみたいなあ……もう、無いのか?」 「小さすぎるんだって」 瞬間、目を据わらせ、ミリアリアは呻く。 「まったく……人があんだけ苦労して作ったのに……」 話は全然見えないが、あまりのミリアリアの不機嫌っぷりに、それ以上詳しい説明を求められないカガリだった。 -end- 結びのコトバ シークレットモードはディアミリ+。 ミリアリアさん、喧嘩を売っている気はありません。 極めて素直な感想です(余計性質悪い…) - 63 /69- |