レイ×メイリン



「ねえ、レイにとって『心がほんわかする話』って何?」
「……俺に、とって?」

メイリンに問われ、レイは眉間にしわを寄せた。


――心がほんわかする話――


突然そんなこと言われても、パッと出てこない。

「自分はこんなことされて嬉しかった、とか」
「……そうだな……議長から進学祝に『軍人が選ぶ扱いやすい武器100選』という本をくれた時は、感激で言葉も出なかったな」
「……………そお」

ほのかに光る、レイの瞳。
少々物騒な話に、メイリンは冷や汗を流した。





-end-
結びのコトバ
少々どころか、かなり物騒なレイのお話。



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