レイ×メイリン 「ねえ、レイにとって『心がほんわかする話』って何?」 「……俺に、とって?」 メイリンに問われ、レイは眉間にしわを寄せた。 ――心がほんわかする話―― 突然そんなこと言われても、パッと出てこない。 「自分はこんなことされて嬉しかった、とか」 「……そうだな……議長から進学祝に『軍人が選ぶ扱いやすい武器100選』という本をくれた時は、感激で言葉も出なかったな」 「……………そお」 ほのかに光る、レイの瞳。 少々物騒な話に、メイリンは冷や汗を流した。 -end- 結びのコトバ 少々どころか、かなり物騒なレイのお話。 - 58 /69- |