シン×ステラ



「ステラ。ステラが体験した『心が温かくなる話』って、どんな?」
「ステラの……こころ、あたたまる?」

言ってステラは小首を傾げる。
心が温まる話。
ステラにとって、心が温まると言えば、

「ステラ、こわいゆめ、いつもみるの」
「うん」
「そのたびに、ネオが、よしよしって、あたまなでてくれるの」
「うん」
「いっしょに、ねてくれるの」
「う――ぅええっ?!」

相槌を打とうとしたシンの顔が豹変した。
どんどん顔が青ざめていく。

「ステラ……すごく、うれしい……」

そんなシンの様子に気づくことも無く、ステラはうっとりと、ネオと添い寝する幸せを思い出すのだった。





-end-
結びのコトバ
シン、ネオにやきもちを焼くの図。



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