アスラン 「君がトールを殺した」 「あの人ころすと、トールが帰ってくるの?!」 頭の中でぐるぐる回る言葉。 トールはキラの友人で。 俺が殺した……らしい。 敵にだって、大切な人は存在する。そんなことは気にしないで倒した。 理由は簡単――敵だから。 軍の命令だから。 そうやって俺は、どれだけの人間を殺してきたのだろう。 どれだけの笑顔を奪ってきたのだろう。 ……そしてこの先、どれだけの命を摘み取るのか。 平和のためと願っても、戦い、倒せば誰かが泣く。 ――殺したくなくても。 そしてまた、誰かが泣く…… -end- 結びに一言 ……アスランは今、何を思ってるのかなー……と考えたらこんな形に。 - 10 /69- |