7 「そいつは俺に興味の欠片も持っちゃいねえよ」 *高×土、万×土、拘束、公開プレイあり。 高杉の指がいきなり差し込まれる。 慣らしもしないのにずぶずぶと飲み込んでいくのは、すでに犯された後だからか。 案の定、高杉が体内の指を拡げると、熟れきった粘膜の中から白い体液が垂れて太ももを汚していく。 「万斉が嫌がるんでな。たまにはと思って、俺が突っ込んだ。もちろんこっちもヨくしてもらわにゃァ面白くねえだろう? いろいろ、シてもらったぜ」 土方が? 高杉に、シた? 高杉を、抱いたってことか……!? 「いーい躯だったぜ。なあ副長さん? ケツでイくのも、マラでイくのも、どっちも気に入ったみたいだったよな」 高杉の指が体内の精液を掻き出す。たらたらと、排出される体液で土方の尻の下には精液が水溜まりを作っている。 そういえば、隊服姿で事に及ぶのは初めて見た。 必ず私服に着替えて来ていたし、隊服のままラブホに引きずり込むと、自分で服を脱いでいた。 真選組の誇り、己の生きる指針、なんだろう。 ああ、俺がこの男に触れるときはいつも、この男にしてみれば道を外れた時間だったんだ。 男に隷属させられ、恥部を強制的に晒され、粘膜を弄られて快感を得る。 土方にとっては、人生の寄り道であって正道ではない。 そこにしか、俺はいない。 土方の躯は高杉の指を飲み込み、今はヒクヒクと招き入れる素振りさえ見せていた。 「大好きな銀時が見てるぜ。サービスしてやれや、副長さん」 「う、んぅ、あっ、」 「もう一回挿れてやろうか?」 「んっ、んん……、はっ、」 「万斉。挿れてやれ」 「嫌でござるよ。人前で秘め事をする趣味はござらん」 「聞き飽きた。さっさとしろ」 河上は心底嫌そうな顔をした。 土方が催促する。 「かわ、か、み……はやく、」 「主、それでもいいのか」 「たかすぎ、より……まし、だ」 「坂田の前であろう。羞恥というものはないのか」 「さかた……?」 伏せられる睫毛は案外長く、瞳の色を隠すのには十分だ。 それに口許には笑みを掃いている。 「そ、いつは……れに、きょ、み……ああッ! カケラ、も、…っちゃいね、んああ!!」 ――そいつは俺に興味の欠片も持っちゃいねえよ テメーはそんなふうに思ってたのか。 俺がテメーの痴態で何度も自分を慰めたなんて、思いもしないのか。 だからこの前も今も、他の男に躯を差し出して平気でいられるのか。 ――悪かったッて、言ってんだろ! ――おまえは、どうなんだ ――悪い。忘れてくれ 口では何とでも言える。 だがこの男は、あんな嘘の吐きかたをしないと、俺はどこかで高を括っていた。 「ならば、やむを得まい。勃たせてもらおう」 河上がスラックスの前を寛げた。素早く俺に背を向け、土方の前に立つ。土方が奉仕し始めたのが、影でわかった。 「白夜叉。鍵はそちらにある。忘れるな」 その意味は、もうわからない。 俺はただ、河上を愛撫したことによって一層だらしなく弛んだ穴を見ていた。 章一覧へ TOPへ |