6 「もう一度、この男の乱れる姿が見られる」 *坂田ソロプレイ。高×土電流責め 疼いて堪らない。 さっきから何度抜いたか、もう忘れた。 土方がここにいる。 あの高杉が、土方を餌食にしようとしている。 今まさに、しているかもしれない。 その場に居られない俺に、腹が立つ。 見たい。 土方が自分の尻の穴を、最大の敵である高杉にめくって見せるところを。 河上に犯され、高杉にしゃぶられ、強制的に高杉の中に放出させられる様を。 どっちの土方だろう。 悔しさを堪えて唇を噛み、そのくせ躯はいやらしくくねって河上の男根を根本まで迎え入れ、腸で感じる快感に堪えられず高杉の中に放つだろうか。 それとも自ら両足を抱えて腰をつき出し、尻穴を河上に検分させながら高杉の雄にむしゃぶりつくだろうか。 誰が土方の乳首を捻るのか。土方は嫌がるのか、悦ぶのか。 見たい。 みたい。 「っ、くあ……!!」 俺はまた絶頂を迎える。 頭の中の土方は、河上と高杉のモノを、美味そうに頬張っていた。 見たい。 「なーんてな」 ハッタリかもしれない。 のこのこ出ていったら、それこそ『土方を抱きたいです』って白状したようなもんだ。 それに、俺はもう、あいつには、 「晋助やめておけ……」 「つッ……は、なせッ」 「ククッ、テメェら揃って銀時に用事があるらしいんで、連れてきてやったのさ」 河上は乗り気ではないようだ。でも、高杉には逆らわないつもりらしい。 土方は息が止まったんじゃないかと思うほど長く、俺を驚愕の表情で見つめた。 「さあ、まずは土方クン。感動の再会の感想を聞かせてもらおうか」 隊服姿の土方は後ろ手に縛られ、足に手錠を掛けられていた。 口許が歪んで、唾液に塗れている。 もう口で奉仕したに違いない。 河上が拘束されていないところを見ると、もしかして河上のをしゃぶったのかもしれない。 「さて。せっかく大好きな銀時に見てもらえるんだ。思いっきり淫乱なコトしてくれよな? 真選組の、副長どの」 高杉が滑らかな手つきで、スカーフを抜く。 ああ、このストイックな隊服のまま、土方は口淫したのか。いっそそのまま犯されればいいのに。 後ろ手に縛られているから、袖は抜けない。清廉の証のような上着を肩からずりさげられ、ベストのジッパーがゆっくりと下げられる。 プチプチ、と音を立ててワイシャツのボタンが飛ぶ。 土方の、白い胸が半端に顕れた。 「薄いな」 高杉は褐色の突起を指で摘まむ。 「ん、あっ……」 「濃くなってきた」 勃ち上がった乳首に血液が集まる。土方が身を捩った。 「感じるのかい」 「ぅ、あ……」 「キモチイイって言ってみな」 「んう……、や、」 「また万斉にシてもらうか?」 「! やっ!! やめろっ、」 「じゃあ言えよ。銀時じゃなくてもキモチイイって」 「あーー……ッ、」 「さっきも乳首でイッただろう?」 「ーーッ、……っ!」 「バレねえとでも思ってたか? ククッ、ちゃんと知ってるぜ?」 高杉は手早く土方のベルトを抜き、下着ごと足首までずり下げた。 ベットリと糸を引く、白い粘液。 一回じゃない。もう何回もイッてる量だ。 「万斉。ここまでのこと、銀時に教えてやれ」 河上は土方を見て、それから俺の顔をじっと見た。 聞きたい。 けれど、聞きたくない。 こいつは土方に、何をしたんだ……? 河上に何をされて土方は、これほど感じ入っているのか。 自然、睨み返すことになった。 どこかでこんなことがあったな、と冷静な部分が俺に囁いたけど。 「抱いてはおらぬよ」 静かに、河上は言った。 「少々薬を盛った。感覚が鋭敏になっているはずだ」 「……」 「ゆえに、わずかな刺激に耐えられぬ。たとえば、弱い電流とか」 「……」 「弱い部分を、挟まれるとか」 「あっ、や、もっ……、ハッ!?」 土方に目を戻すと、拡げられた脚の間から精を飛ばすところだった。 隊服が、淫靡な液体で汚れる。 高杉に後から抱きかかえられ、土方は上半身をくったりと敵に預け切っていた。 もう一度、この男の乱れる姿が見られる。 そのことに強く興奮して、俺のモノも堅く勃ち上がっているというのに、腹の底がぐらぐらと煮えるのはなぜだ。 「ここに来るまで、弱電流のクリップを、胸につけさせていた。それでも達したようでござるよ」 河上は淡々と解説を続ける。 「主の前では嫌がろうと思ったが」 「そうでもねえんじゃね? キモチヨさそうだぜ、そいつ」 俺は知ってる。 俺以外の男でも、そいつは簡単に脚を開くことを。 男娼まがいの、いやそれ以下のことをして死にかけたこともあると。 「高杉。そいつの尻の穴、こっちに向けろよ。よく見えねえ」 高杉の唇が、ゆっくり弧を描く。 土方の腰が前に押し出されると同時に、膝が胸につくほど高く掲げられ、俺のほうからは土方のヒクつく挿入口しか見えなくなった。 ひっ、と小さく、土方は息を飲んだ。 章一覧へ TOPへ |