噂の二人編


※)会話文のみ


「まったくな、冗談じゃねえよなー」
「まあ、そうですね。あ、それ雑草じゃありませんよ」
「おっとごめん。…気がついたら女だぜ女。股がスカスカして違和感ひでえし。猫被ってんのも疲れるし幸村はうるせえし内股は自分がキモい」
「……すいません。私の前でそんな下品な事言わないで下さいよ…それを言うなら、私なんて、私なんて…うぅっ…もうお嫁にいけない」
「あー…なんか、ごめん」
「………いえ、…もういいです。ちょっとは慣れましたから、股の違和感とか違和感とか違和感とか」
「…引きずってんじゃねえか…、ごめんって、そんな図体で泣くなよ。普通に引くから」
「…ぅ、それ、雑草じゃないですよ…」
「あ、ごめん」


「Oh…まるでBeastとBeautyだな…」
「ふふふ二人だけなどっ! な、何を話しているのかっ…! さ、佐助ぇ!」
「落ち着いて旦那、ただ一緒に庭いじってるだけでしょ。それに、お嬢楽しそうなんだから邪魔したら嫌われるんじゃない?」
「そ、それはならぬぅ! ぬう…おのれ片倉景臣…」
「おい真田、猿。テメエ等小十郎の前では命が惜しかったら景臣の事、悪い様に言うんじゃねえぜ。…あれでも昔は可愛かったらしいしな。
あ、手え握りやがった」
「は、ははは破廉恥な! て、ててて手を握るなど!」
「旦那、旦那。…あーこりゃ聞いて無いわ。…ねえ竜の旦那、熊の旦那も昔は可愛かったって、あの御人いくつよ「二十歳」…年下? え、俺様より年下?! う、そぉ!」


「なんか後ろが騒がしいですね」
「あら、気にしたらいけませんわ、景臣様」
「あれなんで言葉が…あ、景綱。居たんですか?」
「ああ、…真田の妹も一緒に居たのか。仲良いなお前等も」
「…も?」
「お邪魔してます、小十郎様。景臣様をお借りしておりました」
「別にそれは構わねえんだが、…あんまり真田を刺激するんじゃねえぞお前等」
「ええ、わかっております大丈夫ですよ。ね、景臣様」
「え?あ、はい」


「私、お借りされてました…?(凄い変わり身…)」
「ふふふ…(あー、たりい…)」


―――*

片倉弟→20歳
真田妹→16歳
見た目だけなら美少女と野獣(笑)

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