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「──…政宗様、」

「…小十郎、」

「行ってしまいましたが、」

「そうだな…、」


唖然と固まっている間に、仲良く手なんぞ繋いで帰って行った松永久秀。
相手が松永×2でなければ、微笑ましい光景ではある。

後に残った小十郎の胸には何とも言えない…こう、モヤモヤしたものが広がっていた。


「…戦に勝って、勝負に負けた気分だな…、」


あれ? 松永って何しに来たの? ただ弟を見せびらかしに来ただけ? とは、小十郎が思ったかは定かでは無い…。

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