58巻妄想裏話

*58巻ネタ
*いろいろ捏造
*メタトーク
*書きたいところだけ散文の割に長い






数名の教師達と、鍛錬好きな上級生達しか残っていない春休み中の学園。
春めいた穏やかな風が吹く学園の中。
人気の無い焔硝蔵に、一つの人影があった。

「……ここか」

ぽつりと呟いた男は、音も気配もなくするりと焔硝蔵に侵入する。
大量に保管されている火薬壺ににたりと笑った。
中身が目的の火薬であることを確認して、一つの壺に手を伸ばす――が。

「はーい、そこまでです」
「!?」

突然聞こえた呑気な声に振り返る。
しかし、顔を見る前に何かを顔に投げつけられた。
目潰しだと認識する前に男は咳き込み、目潰しの効果なのか涙やら鼻水やら涎やらが止まらなくなる。
その隙に後ろに現れた気配によって、男はあっさり手刀をくらって崩れ落ちた。

「はい完了っと」
「なんだこの目潰しえげつねえな」
「あっはは、顔から出るもん全部出ますからね!」
「そういうお前もヤバいけど大丈夫か」
「先輩もヤバいっす」

意識を失う寸前、ケラケラと笑い合う声が聞こえた。





教師達と文次郎、兵助が座する学園長の庵の中で、捕らわれた男はあっさりと自分の目的を話した。
男はフリーの忍びであり、とある城に雇われた身。
依頼内容は忍術学園の火薬と鉄砲を盗むこと。依頼主は鉄砲隊を作ろうとしているようだ。

「お前、以前も私をタケノコ城の者と間違えて忍務失敗しただろう。前回は一年にやられるし、今回は五年と六年にやられるし、お前暗殺者向いてないんじゃないか?」

山田の呆れた様子に、男はじろりと山田を睨む。

「うるさい。今回は春休みだから大丈夫だと思ったんだよチクショー」
「春休みこそ、上級生と教師達だけなんだから侵入者には敏感に決まってるだろう」
「…………あ、そうか」
「アホだねー」
「うるさいぞ山田!」

ケラケラと暗殺者をからかう山田に笑い、学園長は口を開いた。

「それで、お前はどうするんだ?」
「忍務も失敗したし、オレはこのまま雲隠れするさ。元々そういう契約だしな」
「成程のう。……よし!」
「勘弁してください」
「まだ何も言っておらんだろうが!」

目を輝かせた学園長に教師陣と生徒二人は嫌そうに顔を見合わせる。
学園長がこうなった時は、大抵ろくなことにならないからだ。
しかし、学園長がこうなった時は、大抵止められないことも確かだった。

「敵の忍者や生徒の保護者を呼んで生首フィギュアバレー大会を開催するぞ!」
「「…………はあ!?」」

絶叫する教師達と生徒二人に構うことなく、学園長はわれ関せずを貫いていた暗殺者にも目を向けた。

「というわけじゃから、お前も参加しなさい」
「はああっ!?」

往年の天才忍者を止められる者はいない。
かくして、春休み明け一発目のイベントがここに決まった。



***



「どう思う」
「……先輩が考えていることと大体同じかと」
「……さすが学園長先生だな」
「そうですね……」

学園長先生のはた迷惑な思い付き。
毎度毎度そう言われているが、下級生達が迷惑がるその裏で幾つもの陰謀が動いていることは五、六年生にもなると気付くようになる。
それは学園に忍び込んだ暗殺者へお灸をすえることだったり、忍たまの知識を増やすことだったり、はたまた学園周辺の戦の状況を調べることだったり。
学園長のふざけた目的の裏には、大体そういうものがある。

「学生選抜チームを組めと言われたが、お前どうする」
「あー……。……じゃあ、幻の限定豆腐を買ってくるので不在ってことで」
「おう。これからどうするんだ」
「とりあえず伊助の店にユニフォームの発注してきます。小松田さん達は招待状を出さないといけないみたいなので」
「そうか……臨時予算は後で出しておく」
「お願いします」

火薬が狙われている上に学園に敵が沢山来るとなれば火薬委員会は火薬を守らなければならない。
自分のキャラクターを大いに生かした不在理由に文次郎は笑って兵助と別れた。
こちらも選抜チームを決めたり、作法委員会に生首フィギュアの製作を依頼したりしなければならない。



***



兵助が伊助の家から戻った時、待っていたのは不機嫌な様子の勘右衛門だった。
自室から半分ほど身体を出してべちゃりとうつ伏せで倒れている勘右衛門に兵助は若干引きつつも声をかける。

「か、かんえもーん……?」
「兵助ぇ!」
「うわっ」
「お前この野郎タイミングよく逃げやがってッ!」

がばりと起き上がった勘右衛門は、首を絞めんばかりに兵助に詰め寄る。

「お前がいなかったからおれが選抜チームだよ!」
「あれ、六年生だけじゃないのか」
「……伊作先輩がいるからさあ」
「ああ……。それでお前が選ばれたのか」
「そうだよ! 嫌だよ!」
「頑張れ」

捕まれた襟首をそっと離してしれっとそう言うと、勘右衛門はテンションを下げて部屋に座りなおした。
真面目な姿勢に兵助も正面に座る。

「お前が豆腐買ってこなかったことで確信したんだけど、お前今回一枚噛んでるな?」
「豆腐は売り切れてたんだよ」
「嘘付け、そもそもお前が行った豆腐屋は今日定休日だ」

淡々と言う勘右衛門に兵助は目を丸くする。

「おれより詳しいのかお前、凄いな」
「級長なめんな。で? 火薬委員会の仕事?」
「うん」
「……あっさり過ぎておれ今凄く疑ってるんだけど」
「あはは」

ジト目で兵助を見る勘右衛門は、一度きつく兵助を睨みつけると後ろに倒れこんだ。
笑って誤魔化した兵助は真相を告げる気が無いと分かったからだ。

「あー……兵助と先輩方だけ分かってておれが分かんないのが悔しいー」
「あはは! でもおれも巻き込まれたから分かっただけで、急にバレー大会するって言われてもたぶん分からないよ」
「先輩方は分かってたもん。あと、たぶん、三郎も」
「……あー、そりゃ悔しいな」

拗ねたような、悔しそうな声に兵助は苦笑する。
目的が分かっても決して口に出すことなく、学園長のカモフラージュに乗るだけの余裕すらある一つ上の学年。
実践では勿論だが、こういう時でも一年の隔たりを実感する。
そして、今のところ自分達より少し前を行く同輩。
先輩にすら悔しいと思うのだから、同輩に先を行かれるのはその比ではない。

「けど、とりあえずおれは先輩方についていけばいいんだよな」
「うん」

一度大きな溜息を吐いてさらりと思考を切り替える勘右衛門に笑って頷く。
悔しいと思うことは何度でもあるし、本人に言うこともある。
けれどそれを引きずらないし、簡単に思考を切り替えることが出来る。
そこは自分達の強みだと思っているし、「だからあんまり喧嘩にならないんだろうな」とは、自分達の担任に言われたことだ。

大きく伸びをした勘右衛門は、すくりと立ち上がって兵助に手を差し出した。

「よし、じゃああいつら誘って昼飯でも食いに行こうぜ。まだ食ってないだろ?」

兵助も笑ってその手を掴む。

「豆腐あるといいな」
「お前はそればっかなー」
「好物を求めるのは普通だろ」
「そうだけどさあ」

とりあえず、今出来る仕事は終わった。
あとは大会当日を待つだけだ。





「線審は他の委員会に頼んでくれ」

トモミにそう言った兵助は、伊助と三郎次を連れてその場を離れた。
タカ丸のことは忘れていたわけではなく、彼の仕事は大会参加者である曲者達が不審な動きをしないように見張ることなので声はかけない。
曲者が侵入することが多い分、いざという時の連携は打ち合わせ無しで取れる火薬委員会である。

「それにしても久々知先輩。暗殺者キャラのほとんどが試合に出るか、前の話でやられるかしてるんですけど本当に誰か来るんですか?」
「うん、そういうメタ発言はやめような。あと全員出たわけでは無いと思うぞ」
「そうですよ、一歩学園に出れば事件に巻き込まれるうちの組をなめないでください」
「なめてないし、自慢することかそれ」

緊張感の欠片も無いが、侵入者と相見えることは割りと日常になりつつあるこの委員会では仕方のないことだ。
先程言われたばかりだが実はこの委員会、あんまり暇ではない。

「まあ、今回の敵は追い払うだけだから」
「じゃ、昨日からくりの点検しておいてよかったですね」
「そうだな。あと目潰しも量産したし」
「火器の製作とか火薬の調合とかもしてるのに、意外と知られてないんですよねー」
「そういう風にしとかないと侵入する奴がいなくなるだろ。おれらは『餌』なんだし、侵入者から情報取るのも一つの仕事なんだから」
「分かってますよお。でも馬鹿にされるとイラつくんですもん」
「あはは、それだけ伊助の暇な振りが上手いってことだよ」

むくれる伊助を宥めていると焔硝蔵にたどり着いた。
そこへタイミングが良いのか悪いのか、侵入者と思わしき怪しい人影がやってくる。
侵入者は一瞬たじろいだが、その場にいる生徒が五年生、二年生、一年生であることに気づいたのか覆面の下でにやりと笑った。
制服の色で学年が分かったということは、多少は学園の知識を持っている者のようだ。

「さて、どこの城の人かは知りませんが……一戦、お願いしても良いですか?」

そんな敵の様子に気づいているのかいないのか、兵助はにこりと笑って寸鉄を構えた。
寸鉄とは本来敵に間合いを気づかれないようにする武器。
それを、わざわざ見せつけるように構えるとは……やはり、五年生は未熟なのだろう。
男は笑って苦無を構える。

認識が間違っていたと気付くまでに、そう時間はかからない。

「お願いします」

兵助が律儀にぺこりと頭を下げた――と思った途端、彼の気配はもう目の前にあった。
慌てて苦無で応戦するが、彼は予想以上に鋭いスピードで攻撃を仕掛けてくる。
そして、案外重い攻撃だった。
一見線が細そうに見えるがそうでもないらしい。
こちらから攻撃する暇もないくらいに次々と繰り出される攻撃に、防御一貫の男は段々と弱気になっていた。

「こんなものですか?」

対面する兵助は無表情だが、目だけは能弁に語っている。
呆れたような、がっかりしたような目。
冷たい声と相まって、男は自分でも気づかないうちに威圧された。

「その程度でうちに手を出すなんて。うちをなめるのも大概にした方がいいですよ?」

からん、と、苦無が手から滑り落ちる。
その音にも気づかない様子で、男は勢いよく塀の向こうへ消えていった。
あの様子では兵助が手に寸鉄を打ち込んだことにも気づいていないだろう。
加減はしたものの、骨が折れていなければ良いが。

兵助がくるりと掌を返して寸鉄を仕舞うと、蔵の中にいたらしい三郎次と伊助が昨日大量生産した目潰しを持ってきていた。

「あれっ、先輩もう終わったんですか?」
「折角目潰し持ってきたのに……!」
「ごめんごめん、でもすぐ次の来るだろうからさ」
「全く……少しくらいぼくらにも残しておいてくださいよ」
「分かった、じゃあ次はお前達に任せるから。それでいいだろ?」
「「はいっ!」」

しかし、二人がそう返事した直後。
大会をしているコートの一部に、大雨が降ったのが見えた。

「「…………」」
「不運……でしょうか」
「それか、潮江先輩と食満先輩が協力したかな?」
「どっちにしろ、雨が降られた人達はご愁傷様ですね」
「「だな」」

なんて無関係だった三人が顔を見合わせて笑っていると、突然目の前に気配が現れる。
既に負けてしまったが教職員チームとして参加していた斜堂だ。

「火薬委員会の皆さん、お疲れ様です」
「斜堂先生、どうしたんですか?」

三人は少しばかり驚いた顔をしたが、すぐに対応する。
伊達に物怖じしない生徒ばかりが集まっているわけではないな、と斜堂は内心ひそりと思った。
火薬委員会に入る条件は「火器を愛用していないこと」だけだが、何故だか昔から肝が据わっている者が集まる。
だからこそ、慌てず騒がず侵入者に対応できるのだろうけれど。

「ええ、実はかくかくしかじかということがありまして、投げ焙烙を貸して頂けますか?」
「成程。伊助、取ってきてくれるか?」
「はーい!」
「……小説は便利だ」

要するに生首フィギュアの代わりに投げ焙烙を使うらしい。
その上さっきの大雨でグラウンドに穴が開き、試合場所が変わるのだとか。
蔵に入ってすぐに投げ焙烙を持ってきた伊助に、兵助は少しだけ考えてから声をかける。

「隔離してる暗殺者達が逃げるかもしれないから、伊助も向こうに行ってくれないか?」
「えー、じゃあ戦えないじゃないですか。折角保健委員に分けてもらったもっぱんで最強の目潰し作ったのにー」
「じゃあそれはおれが使って確かめてみるから。早く行け」
「三郎次め……」
「先輩を付けろ!」
「喧嘩はダメだぞ。ほら、早く行く」
「うぅ……はーい」

不満そうな伊助に兵助は苦笑しつつ頭を撫でる。

「お前にしか頼めないんだ、頼んだよ」
「……仕方ないですねえ。三郎次先輩、絶対ぼくの目潰し使ってくださいよ! それから久々知先輩、今日の晩ご飯は火薬委員会で食べましょうね!」
「分かってるよ」
「そうだな、そうしよう」

先輩達の返事ににっこりと笑って、伊助は投げ焙烙を持つ斜堂に振り返った。
年相応の子供らしい会話に、自然と斜堂の目元も緩む。

「では行きましょう、斜堂先生!」
「そうですね。……それでは引き続き、お願いします、火薬委員会」
「「はい」」

可愛い生徒達であることは間違いないが、頼もしい生徒達であることも間違いない。
力のこもっていない、しかしどこか頼りがいのある三人の返事に、斜堂はひっそりと微笑んだ。

「先生が行くまで待っていた人がいたようですね」

斜堂と伊助の気配が消えた後、三郎次が兵助の顔も見ずに言った。
ほとんど呟きのようなそれに兵助も頷く。
気配は、伊助が投げ焙烙を持ってきた頃からずっとしていた。

「そうだね、話終わるまで待っててくれるなんて律儀な人だなあ」
「単純にぼくらがなめられてるだけだと思います。伊助の目潰し使うので手出ししないでくださいね」
「分かってるよ。おれは今回観客になります」
「……いや、観客にはならなくていいです」
「そう?」

漫才のような会話をしていると、蔵の後ろからあっさり男が姿を現した。
さっきの男とは別人だったが、斜堂が消えるのを待っていたのならこちらも多少、学園の内情には詳しいのだろう。

「さて、二年生だからってなめないでくださいね?」

覆面をして苦無を構える三郎次に男はせせら笑ったようだ。
生意気な子供が挑発してきた、くらいにしか思っていないのだろう。
この男といい先程の男といい、どうも分かりやすくていけない。
忍なら感情くらい隠して見せろ、と隠すのが上手い委員会は内心でせせら笑った。

「行きます」

先輩同様慇懃無礼な態度で、三郎次は一礼と共に土を蹴りあげる。
予想以上の動きに男の目が見開かれたのが分かった。
暫く無言で苦無の応酬が続く。
しかしそこは体格の差。
何度か苦無を合わせた頃、三郎次が押され始めた。

「っ……やっぱり、先輩みたくあっさりとは行きませんね」

苦笑する三郎次に男は無言。
だが、そこに少しだけ隙ができたことに三郎次は気が付いた。
伊達に一瞬の隙を味方に付ける先輩の背中を見てきていない。

「(……今!)」
「っ!?」

伊助が作ったという目潰しを勢いよく男に投げつける。
保健委員会は薬のプロなだけあってなかなかえげつないもっぱんを作っているが、火薬委員会の目潰しもえげつない。
その二つの委員会が混ぜられた目潰しは……、

「……効果ありすぎだろ」

顔から出るものが全部出るのは両方の特徴であるが、それ以上に何故か目や鼻や口が痛い。
どんな薬を混ぜたんだ。
あまりの痛さに、男は悶絶しながら塀の向こうへ消えていった。

「……この目潰しは禁止だな」
「そうですね……」

当然ながら三郎次と兵助も被害を被っているわけだが、二人はそれ相応の痛みに慣れているので身悶えるほどではない。覆面をしていたとはいえ顔から出るものは全部出ているが。
恐らく伊助もけろりとしているだろう。一はの経験の豊富さはなめてはいけない。
しかしタカ丸は無理だ。元々暗殺や戦闘には向かないタイプなので、痛みにも慣れていない。彼の得意は話術と心理戦だ。
通常使用は見送りということになった。

「ところで先輩」
「ん?」
「さっきの戦闘、ぼくはどこがダメだったでしょうか」

兵助は自分よりも幾分か下にある頭を見下ろした。
自分の掌を見つめる後輩は、あっさり力負けしたことが悔しいのだろう。
少しだけ考えてから、兵助はその頭を撫でた。

「とりあえずは体力作りかな。けど、そもそも体力的にも体格的にも向こうの方が上なんだから無理はしないことだよ。さっきの戦い方は良かったと思うけど」
「でも、先輩は体力も体格も上の人に勝ったじゃないですか」

最初の男のことだろう。
兵助を振り仰いで、悔しそうに俯いた三郎次に内心で苦笑する。

「そりゃあ、おれも何度かそういう奴相手に闘ったことはあるからね。三郎次もおれくらいになるときっと同じように勝てるようになるよ」
「そうでしょうか……」
「うん。だって、お前はおれの後輩だもの」

三郎次が勢いよく顔を上げる。
その顔がみるみるうちに赤く染まり、何か言おうと口をパクパクとさせた。
そんな後輩の可愛い姿を眺めながら、兵助はのんびりとこの子達もおれ達と同じように悔しがるんだなあ、なんてことを考えていた。

生首フィギュアバレー大会の裏で起きた、誰にも知られない委員会活動の話。









――
58巻を読み返していたら妄想が膨らんだ。
火薬が焔硝蔵の警備を担当すると久々知が言った一コマでここまで膨らむ私は相当ヤバい気がする。実際の久々知は一コマしか出てません。たぶん三郎次も。
この巻は大人組がかっこよかったです。なんか山田先生と玉三郎が兄弟のような教師と生徒のような感じで。笑

ちょっと補足。
途中で火薬委員会が言ってた『餌』ってのは、編入生が最初に火薬と関わってることと二回目の予算会議の時に(変装した)デモシカを誘ってたのを見て。
囮役というか、学園の侵入者とかは火薬委員会が甘い蜜(火薬)で誘って、他の人達が仕留めるみたいな。デモシカはまさにそんな感じだったし、浜くんとタカ丸さんも実はそういう目的で誘ってたら面白いなあ、と。人格調査?新人窓口みたいな?
あと五年と六年の違いは、第二回オリエンテーリングとか55巻の時に思っていたことです。
結局どっちも推測は多少の誤差はあれど当たってるんですよね(ちょっと曖昧ですが)。でも、後輩達のその想像を否定してるのは六年生。否定っていうか、学園長のタケノコとか干し柿とかが本来の目的だろうって思わせるというか。だから、五年生は推測まではできるんだけど、六年生は推測した上で学園長のノリに乗っかれるのかなと。
五年は一生懸命な感じで、六年はもう一歩余裕がある感じ。で、そこに関しては三郎も乗れる方かなと。兵助も六年寄りの思考だと思ってるのですが、それとはちょっとまた違うベクトルで三郎も六年寄りかなあ、と。
とか言いつつ、タケノコも干し柿も学園長の本当の目的だといいと思ってます。お茶目な学園長万歳。
そんな妄想。
原作ノリっぽく書けて楽しかったです。笑

長々と申し訳ない。
読んでくれた方がいたらほんとすみませんありがとうございました。




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