控え室・三日目

会議室が見えているという設定です。


平「お疲れ様です、立花先輩」
綾部「あっという間でしたねぇ」
立花「気に食わん。狼は誰だ? ……なるほど、吊られたら嫌味の一つでも言ってやる」
平「ど、どうかお手柔らかに……!」
綾部「三木ヱ門泣かしたら許しません」
平「き、喜八郎」
立花「ふっ、そうか。まあどうせ私を選んだのは鉢屋あたりだろうからな。田村のことは労ってやろう」
平(立花先輩って五年生の方々に厳しいけど四年には甘いよな……)
立花「というか、久々知は狐か。真占い師はお前だったんだな」
平「はい……。誰一人占うことができず、無念です」
綾部「タカ丸さんは狂人なんだね」
平「久々知先輩相手にどこまで騙りきれるか……ですね」
立花「……まあ、すぐバレるだろうな」
綾部「おお、占いは火薬対決だけど霊能は会計対決だ」
立花「となると、久々知の信頼度が増したな。田村と文次郎か……文次郎は手強いぞ」
平「そうこうしてるうちに、三木が久々知先輩に言い負かされてますね……」
立花「これは……田村、詰んだな」
綾部「久々知先輩……怖いですね」
平「ああ……敵に回したくないな」
立花「留三郎は怪しまれる行動をよく取るな……狩人だろう、何をしているのだ」
平「確かにそうですね……狂人に見られますよ」
立花「まあ、今日は田村吊りだろうな。久々知を偽物に見たてようとして失敗したし」
平「そうですね……」



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