深夜のおしゃべり

二日目・夜/共有者

竹谷「はー、ぜんっぜんわからん」
尾浜「おれもー。結構疲れるなぁ、このゲーム……」
竹谷「みんなが狼に見えてくる……」
尾浜「ま、少なくとも兵助かタカ丸さんは人外だな」
竹谷「兵助かー。真であって欲しいんだけどな」
尾浜「まあなー。出来れば疑いたくねえ」
竹谷「うん……。他に狼っぽいのは?」
尾浜「狼かはわかんねえけど、潮江先輩が怪しいと思ったな〜」
竹谷「俺は立花先輩だな」
尾浜「あー、立花先輩! なんか役職持ってそう!」
竹谷「だろー?」
尾浜「んー、でも、まだどれも決め手に欠けるんだよなあ。とりあえず様子見か」
竹谷「そうだな。じゃあ勘右衛門、おやすみ」
尾浜「おやすみ〜」


三日目・夜/人狼

善法寺「鉢屋……」
鉢屋「はい……」
善法寺「……田村、やられちゃったね……」
鉢屋「はい……」
善法寺「……久々知、怖いね……」
鉢屋「あいつは、五年の中で一番怒らせたらいけないやつなんです……」
善法寺「…………久々知噛んどく?」
鉢屋「……護衛されてませんかね?」
善法寺「まあ、セオリー通り行くと今日は久々知の護衛かなあ。けど裏の裏をかいて護衛してないかもしれない」
鉢屋「なるほど。では裏の裏の裏をかくってことですね」
善法寺「そういうこと」
鉢屋「じゃあ名前書いておきます」
善法寺「ありがとう。鉢屋、たぶん、僕は明日吊られると思う」
鉢屋「……はい」
善法寺「僕はやっぱりこういうの向いてないなあ。鉢屋の足ばっか引っ張って、ごめんね」
鉢屋「いえ、そんなことは……!」
善法寺「最後まで頑張って!」
鉢屋「勿論です。先輩、ありがとうございました」
善法寺「こちらこそ!」


四日目・夜/共有者

竹谷「かんえもーん」
尾浜「へーすけ怖いな」
竹谷「うん……まあけど、とりあえず狼一人吊れたし、良かったよな」
尾浜「まあな。しかしタカ丸さん狂人かぁ。兵助真で良かったよなー」
竹谷「いやほんとそうだわ。敵に回すと厄介だもんなぁ、あいつ」
尾浜「そうそう、あいつ頭の堅い真面目ちゃんじゃないもんなぁ」
竹谷「頭の柔い真面目ちゃんだもんな」
尾浜「マジであいつは侮れん。つうか、三郎が無難な発言ばっかしてんのも気になんだよな」
竹谷「俺、雷蔵と食満先輩も気になった。まあ雷蔵はただの考察かもしんねえけど、食満先輩の善法寺先輩援護がなー」
尾浜「そういや、善法寺先輩庇う発言してたな。でも他の先輩方も同意してたし、六年はあんな感じなんじゃない?」
竹谷「まあ、食満先輩情に厚いっつーか脆いっつーか、そんなところあるからな」
尾浜「そうか。ま、お遊びだからそこまで本気じゃないのかもな」
竹谷「なるほど。じゃああんま考えないでやってんのかな?」
尾浜「たぶんな。狼なら敢えてそんな疑われるような発言しないだろ」
竹谷「と、なると逆に怪しくないのは……」
尾浜「…………三郎?」
竹谷「三郎ー? まああいつこういうの得意だもんなー」
尾浜「とりあえず、狐がいると分かったから暫くは確定白吊りになるかもな。タカ丸さんとか、可哀想だから吊ってやりたいけど」
竹谷「確かに。じゃあ明日は確定白吊りに流れを持って行きつつの狐探しで」
尾浜「うん、おっけー。じゃあおやすみー!」
竹谷「おやすみー」







修正 18.05.27

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