六日目

六日目・昼

【潮江文次郎】が死体で発見されました。


竹谷「潮江先輩……? グレーの中から選ぶと思ってたんだけど」
不破「うん、なんでだ……?」
七松「文次郎が狐だったら、とっくに死んでるよなあ。……狼は久々知も信じてないのか?」
食満「それなら久々知噛んだ方がよくねえ? ……グレーを噛んだらラストウルフがすぐ見つかるから、敢えて確定白を噛んだってことか?」
竹谷「あー、確かに、ラストウルフ宣言をしたら狐が見つかるまでは大丈夫だけど、狐が見つかったら即吊りだもんな」
久々知「なるほど、グレーは泳がせとくってことですか。……占いは食満先輩白でした」
食満「おお、サンキュー久々知」
鉢屋「なんで食満先輩?」
久々知「とりあえずグレーの中から適当に。昨日はみんな等しく怪しかったからな」
中在家「なかなか……手強いな……」
七松「狐は潜伏うまいなー。ぜんっぜん分からん!」
竹谷「……かくなる上は……」
不破「かくなる上は?」
竹谷「ラストウルフに名乗り出てもらう!」
鉢屋「狐が乗っ取ったらまたややこしくなるだろう阿呆」
竹谷「やっ、でもさ! 俺なりに考えてみると、例えば狐と真狼が出た場合、明日兵助にどっちかを占って貰えば、狐なら呪殺できるし真狼ならラストウルフだと証明されるじゃん」
鉢屋「だからその兵助が狐か狼の可能性だってあんだっての!」
久々知「俺が狐か狼? なら真占い師は誰なんだよ。占い師が潜伏したって意味ないじゃないか」
不破「ううん、僕も兵助が乗っ取りの可能性は薄いと思うよ。今のところ占いは全部当たってるはずだし、偶然とは考えにくい」
食満「確かに……でも、ラストウルフが名乗り出ても狐が名乗り出なけりゃ意味がない」

中在家「そんなことは……ない。少なくとも、狐を殲滅するまでラストウルフを守ってやることは……できる」

不破「中在家先輩……!!」
久々知「か、かっこいいなあ……」
竹谷「さすが中在家先輩……!」
七松「じゃあラストウルフ出ろ!」

全員「……。」

七松「……。」
全員「…………。」

七松「……出ーないとめーだまをほーじくるぞ〜?」

鉢屋「ちょ、理不尽でしょこんなの! これ心理戦!」
久々知「三郎がラストウルフか。他に名乗り出る人は?」
鉢屋「れ、冷静だなお前……!」

全員「……。」

不破「……三郎だったんだ」
竹谷「なるほど、だから雷蔵は噛まれなかったんだな」
鉢屋「おい! バカハチ! そんな私情を挟むなんて私がするわけ……!」
食満「やるな」
七松「やる」
中在家「もそ」
鉢屋「ちょお!」
久々知「……ま、これでラストウルフは当分安泰ってこった」
鉢屋「理不尽だ。確定白全員噛むまで狐見つかるな……!」
食満「やっぱ文次郎噛んだのはそういうことか!」
竹谷「そうなると、白確定は兵助、俺、中在家先輩、食満先輩。黒は三郎だから、グレーは雷蔵と七松先輩か」

不破「なら今日は僕か七松先輩を吊りますか?」

鉢屋「雷蔵……!」
不破「あはは、まあ僕は素村なんだけどさ。でも僕か七松先輩が狐以外あり得ないもんね」
七松「そうだな。私も素村だが、仕方ない」
中在家「小平太……」
食満「んだよお前ら、二人ともかっこよすぎんだろ!」
久々知「必ず狐を炙り出してみせます……!」
竹谷「兵助! 頑張ろうな!」
久々知「頑張ろう! 中在家先輩、食満先輩も!」
食満「ああ、そうだな! 村人陣営として!」
中在家「もそ……!」

鉢屋「……なんだこれ……」
不破「なんかわけわかんなくなっちゃったね……」
久々知「ごめん、調子に乗りすぎた……」
竹谷「ノリが変な方向行っちゃったんだな……」
食満「すまんすまん」
七松「長次! 五年は楽しいな!」
中在家「もそ」
竹谷「気を取り直して……今日は雷蔵か七松先輩を吊りましょう」

平「投票した方から退室してください」


六日目投票結果

誰が(獲得数)→誰に

中在家(0票)→不破
七松(3票)→不破
食満(0票)→七松
久々知(0票)→不破
竹谷(0票)→不破
不破(4票)→七松
鉢屋(0票)→七松
投票の結果、【不破雷蔵】が処刑されました。






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