放課後の教室。

誰も居ないハズなのに、1人机に突っ伏して寝てる人が居た。



『た、田島?』


そう。

隣の席の田島だった。


と、同時に私の思い人でもある。


野球部は、今日は休みとかで全員さっさと帰ったのに、何をしてるんだろうコイツは…


もう暗くなりそうだし、起こしてあげなきゃいけないかなぁ



『田島ぁー何してんの?起きてー』


全く起きませんw

もう、放っておくか。




『よし。忘れ物もとったし、帰るか!…っえ!?』



急に腕を掴まれる。


もちろん田島に…


『おはよう田島。起きたぁ?てか、ちょっと腕痛いんだけど、離してよ…』


「…ヤダ。」


ガタッ…

田島が立って私を見る。

私より少し背の高い田島を見上げると、そのまっすぐな瞳は私をジッと見ていた。


いつもと雰囲気が違う…


『田島…?』


田島はずっと私の目を見ている。


「なぁりんご…」

いつもからは考えられないぐらい真剣な顔で、悲しそうな声で言う田島。


『なぁに?』


「なんで俺のコト嫌いなんだよ。」


『えっ?!』


はぁ!?訳分かんない。誰だそんなコト田島に言ったのは…っ!!


「なぁ、俺のコト嫌いってな……」


『ちょ、ちょっと待って!!誰が言ったの?そんなコト…』

「そんなことって?」


『だーかーら!私が田島を嫌いって!私が田島を嫌いになる訳無いじゃん!!むしろ大好きだy……あっ…』


わああああぁああぁああぁ!

何言ってんの私!!







ギュッ…





え…

なにこれ。


田島が私を抱きしめてる…?


『ちょ、田島??』

「今のって、マジ?」

『///っ……うん///』


次の瞬間…


チュッ…ーーー



え…えぇ!?



「なーんだ!やっぱりな!りんごが俺のコト嫌いになる訳ねぇよなぁ!
あー心配して損した!…って、りんごどーした?」



い、今のって…


カァァァと顔が熱くなる。


「りんご顔赤ぇーぞ?ニシシッ」


私の思考回路が正常に戻ると、目の前にはいつもの田島が居て…


「俺、りんごのコト大好き!もう俺のコト嫌いなんて絶対ぇ言わせねぇかんな!」




変な誤解は、愛のカタチ??



(あー!でも、よかったぁ!泉のヤツ、明日覚えてろよ!)


(私が田島のコト嫌いって泉から聞いたの?)


(そー。だから一回聞いてみろってさ!)


(なんだ。そういうコトか。)




☆あとがき

うわぁ…今回はこれまたヒドイなぁw

途中から訳分かんなくなってるwww

田島ファンの皆様。
いつもスミマセン(>_<)

田島らしい田島が書けないorz

読んでいただきありがとうございました!




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