ピーンポーン…
誰もいない家に響くインターホンの音に、夕方特有の眠気を振り払い玄関まで行く。
『はー(ガチャ…「りんごー!」い…』
あれ、カギ開いてた?
目の前には、全くと言っていいほど同じ顔をした2人。
幼馴染で隣の家の葵と涼だ。
「葵、ドア先に開いちゃダメだろ。」
「なんだよ、この前涼だって俺の部屋ノックせずに入っただろ。」
「なに?」「やる気か?」
『おい、勝手に人ん家で喧嘩すんな!』
「だって涼が!」「だって葵が!」
『う、る、さーいっ!!』
全く。なんだこいつら。
『で、なんで来たの?』
葵「りんごが寂しがってると思って!」
『涼、ホントは?』
涼「晩ご飯食いに来た。」
葵「おっじゃましまーすっ」
そう言って、2人とも人ん家にヅカヅカと乗り込んで来た。
葵「ワミたーん!」
リビングに来るなり、葵は置いてある大きなワニのぬいぐるみにアタック。
子供か!!
投げてるときはカッコいいのに…
葵「りんご、なんか今俺の悪口言った?」
『え、なにも言ってないよ?』
葵「ふーん…」
やば、なにこいつ鋭っ…
『涼、おばさんは?』
涼「何言ってんの、りんごのおばさんと旅行でしょ?」
『あ、今日からか。』
ちなみに家は母子家庭ってやつね。
涼「うん、んで、父さんは飲んでくるってさー」
葵「うっそ?!父さん飲んで帰るとめんどくさいんだよな…」
涼「そうそー、家帰りたくねぇー」
葵「それにさ、俺ら野球で疲れてる!」
涼「そんでもって明日は休み!」
葵「ってことでりんご!」
涼「俺ら今日、」
「「お前ん家泊まるわ!」」
突然の訪問者、いつもの展開
(はぁ、そうくると思った。)
(いつものことじゃん。)
(りんごー、お腹空いた!飯の後、人生ゲームしよーぜ!!)
☆あとがき
双子やっぱ楽しいw
でも、訳わからんね(ノ_・。)
会話文多かったしー
菜義の中で双子はお兄ちゃんの葵の方がやんちゃで、弟の涼の方がしっかりしてるイメージです…。
読んでくれたりんごさんありがとう!
2012.3.26