『ふぁ…おはよーございます。』



今日は土曜日、なのに部活。
私は野球部のマネジをしていて、桐青の野球部は練習熱心でとても強いから当たり前なんだけど





「なにあくびしながら挨拶してんだよっ。」




流石に朝5時半から練習って早すぎでしょ。



『あ、和さんだ。おはよーございます。』




「マネジしながら寝るなよ。」



そういってポンポンと頭を撫でてくれるのは我が桐青高校野球部の頼れるキャプテン、和さん。






「ぷっ、りんご、寝癖ついてるし!!」


そして横でケラケラ笑ってるのがエースの準太。うっせぇー←


『うるさいなぁー、時間なかったの!』



急いで鞄から帽子を取り出し、かぶる。


「つまんねーの。」



準太がなんか言ってたけど、無視無視!












「おはよー」




『っ…!!』






この声は!!






私の宿敵、慎吾さんだ!
見つかったら私の貞操が危ない!!






隠れる場所、隠れる場所…






「りんごさぁーん!おはよーっす!」




『利央!ちょうどいい!!』



「え?はっ///」



利央、身体大きいからね!



利央の後ろで練習始まるまで隠れておこう!!





「ちょ、りんごさんどーしたんすか?
あ、慎吾さーん!!」





『おぉい!!』


「おー、利央。…と、りんごみーっけ!!」


『ば、バカ利央!』


「え!りんごさん?!」




慎吾さんに見つかったじゃないか!!







その場からダッシュで逃げる…






「りんごーっ♪なんで逃げんだよ?」




さすが慎吾さん。もうそこまで来てる…



に、逃げるに決まってるだろそのニヤけ顏!!





すると、前方に山さん発見!




『や、ややや山さん助けて!!』




「えー、嫌。」




終わった。









「つーかまーえたっ♪」








朝は追いかけっこから!!



(慎吾さん顏近い…あと、抱きしめるのやめてもらっていいですか?)

(よぉ、りんご。慎吾さんにおはようは?)

(おはようございます…って変なとこ触んなあぁあぁあ!あと、準太ぁ!笑ってないで助けろ!!)




☆あとがき
一応、桐青オールなんですけど…


慎吾さん夢じゃね?(´・ω・`)


2012.3.25

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