ぎゅぅー…




「りんご…?」






ベッドの横で雑誌を読んでいる元希に後ろから抱きついてみる。




相変わらず筋肉質だなーとか思って元希の肩に埋めていた顔をあげてみると少し耳が赤い。







「どーした?」



『ううんーなんでもないよー』






今日はたまたま元希の部活が休みだから、元希の部屋でゴロゴロデート。







『元希ぃー』




「なんだぁー?」





『なんかねー、幸せ。』




腕に力を入れ、スリスリと元希にくっつくと幸せすぎて睡魔が襲って来た。


幸せすぎて?なにそれw





「(可愛いすぎ。耐えらんねぇ…)お前なぁー可愛いことしすぎ、誘ってんだろ」




『んー?なにをー?』





「(鈍感すぎんだろ…。)」





クルッとこっちを向いた元希が、私を軽々と持ち上げてベッドに寝かし、その上に自分も覆い被さった。



昼寝するのかなー





『寝かしてくれてありがと。でもこれじゃ重たくて昼寝できないよ?』





「(こいつバカだ)りんご…」




『…っ///も、元希っ?///』




耳元で囁かれてくすぐったい。



てか、この状態まずくないか?!



「俺も幸せ!(気づいたかー?)」




ぎゅっとと抱きしめられた後、ちゅっと軽い音を立ててキスをされた。




間違いない。危険だ。






「りんごー、ヤりた『ダメ。』っ…」




だってまだお昼!




「なんだよ誘っといて!」


『さ、誘ってないし!ていうかまだお昼だよ?!』




「ふーん、夜ならいいんだな?」ニヤ


うわすごい嬉しそうだな…






「なぁりんご…マジでダメ…?」




耳元で囁いた後、私の右胸の上に手を添えてきた元希にものっすごく黒い笑顔をプレゼントしてやったら、すごいスピードでどいてくれた。←





『とりあえず、お昼寝しよー?』


今度は普通に笑って言うと、横に寝転んだ元希が「しょうがねぇな」とか言いながら私をぎゅっと抱きしめてくれたからすっごく落ち着く。



もう半分寝てる。





『おやすみー』


「おー、」


『あ、』


「ん?」


『大好き。』


「…っ///」






ぽかぽかたいむ


(不意打ちずりぃ!///てか、こんな状況で昼寝出来るかアホ!///可愛いすぎだろ///)



2012.3.23


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