『準太ぁ、だっこしてー』
「えっ…なにどーしたの?熱でもあんの?」
ベッドで寝転びながら、雑誌を読んでいた私の彼氏ー…高瀬準太は目を丸くした。
熱なんてないわ、失礼だな。
今日はたまたま部活が休みで、家でゴロゴロ出来ている。
最近忙しくてゆっくりできなかったから、ちょっと甘えてみようと思った。
『ねぇ、だっこー』
「(ちくしょう可愛いな…)はいはい。」
あ、ニヤけてる。いやらしいやつだ。
よっ。と小さく声を上げて、ベッドに座り直した準太は私を膝の上に乗せてくれた。
準太の首に腕を回し、ぎゅーっと抱きついてみる。
すると、準太も私の腰に腕を回して抱きしめてくれた。
「あー、りんご…?」
『んー、ちょっとおとなしくしててよ。』
準太の温もりが伝わって、心地よい。
「(クソ可愛い…耐えらんねぇ…!)ねぇ、いきなり可愛いことしないでくれる?俺ちょっと限界なんだけど…」
そう言って準太は、私を抱きしめたままベッドに押し倒した。
『え、ちょ、ダメだよ…?』
「ダメじゃない。お前可愛いすぎ。」
私の前で手を合わせた準太は「いただきます」なんて言って目を輝かせた。
ちゅっ…と軽い音を立てて唇を塞がれる。
角度を変えてだんだんと深くなるキスに、もうなんでもいいやと思った。
俺は悪くないよなっ!
(お前が可愛いすぎるからいけないんだ!)
☆あとがき
初!準さん夢です!
めっちゃ甘甘な感じでーw
最近、短いよね…(´・ω・`)
2012.3.22