4 お手伝い



キーンコーン。


授業の終わりをチャイムが告げる。



…と同時に……




「りんごーーーっ!!部活行くぞ!」


田島くんが駆け寄ってきた。

元気いいなぁ。。。


最近はほとんど毎日野球部に顔を出すようになっていた。

もちろん、ただの“お手伝い”。
マネジにはなってない。

マネジでもないのに毎日行くのはおかしいかな?とはじめは思っていたけど、どうやらそんなことはないみたい。

みんないつも笑顔で私に『ありがとう』と言ってくれる。


『ん。ちょっとまってね〜田島くん。』


あ。



「あぁ〜〜っ!りんごまた『田島くんん』って言った!『悠一郎』って呼べって言ったじゃん!!」


そーだった。


『ゴメン、ゴメン。
さ、行こ?悠一郎っ!』


「おう!」


悠一郎は満足そうな顔をした。


「田島〜宮城〜置いてくぞ。」


まずい。泉くんが呼んでる。
待たせちゃったかな?


『ゴメーン!ちょっと待ってー!』








グラウンドにつくとみんなほぼ来ていた。

「りんごちゃ〜ん。今日もしのーかのお手伝い?もうマネジになっちゃいなよ(ニコニコ」

「宮城さんこんにちわ。(ニコ
いつもお手伝いありがとうね。」

「宮城さん!…こ、こんにちわっ!」


おお!

水谷くんと、栄口くんと三橋くんだ。


『水谷くん、栄口くん、三橋くんこんにちわ!今日もがんばってね!』


少し三人と話をする。

すると……


「三橋ー。ストレッチすっから来い。」


出ました阿部くん。

目つきがちょっぴりわるいけど、実は良い人…

のはず←


『三橋くんいってらっしゃい!がんばってね〜』

「うんっ!ま、また、あ後で!」

「じゃあ、俺たちもそろそろ行くかー!」

「そうだね。宮城さん、無理しないようにね!」



みんな行ってしまった。



ここ何日かでみんなとはとても仲良くなれた。

みんな優しい人ばかりで一緒にいても飽きない。




『よぉし!』



今日も草むしりがんばるぞぉ!!!←






(ゴールデンウィークは合宿します!)

(((((((おおー!!)))))))




次は合宿!!!



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