ただいま「サクラちゃん!カカシせんせー!おつかれだってばよ!」
任務が終わり、夜遅く木の葉の里に帰ってきた。
2人に別れを告げ、真っ先に家へと走る。
頭に浮かぶのは、彼女のコトだけ…
「りんご…」
名前をつぶやき、さらに頭の中が彼女でいっぱいになった男ー…うずまき ナルトは頬を少し緩ませ走るスピードを上げた。
「早く、会いてぇ…」
任務で3日ほど里に帰れなかった。
たった3日…でも俺はすでにりんご不足なわけで…
この時間だともう寝ちまってるかな。
家に着き、そっと扉を開ける。
「ただいまぁー…」
控えめにつぶやけば寝室のドアが開き、少し寝ぼけたパジャマ姿のりんごが出てきた。
ーもう、待てねぇ…
玄関から寝室の扉までの短い距離を瞬身を使い移動し、まだまだ寝ぼけているりんごの身体をぎゅっと抱き締める。
『あっ…ナルト…』
りんごの声
りんごの寝ぼけた笑顔
りんごの匂い
りんごが居る。俺の腕の中に。
その全てが愛しくて、思わず抱き締める力が強くなった俺の頭を、俺よりも小せぇりんごが撫でる。
あぁ、この瞬間。
どれだけ待っただろうか…
たった3日だけどなっ!
りんごがそっと言葉を紡ぐ。
この言葉を聞くために俺は急いで帰ってきたんだ。
さぁ、言ってくれ。
『ナルト、おかえり!』
その笑顔に、そっと唇を落とした。
☆あとがき
久しぶりの更新です…w
受験が終わったら、またどんどん更新しちゃいますんでっ!( *`ω´)
ナルト可愛いよナルト(● ´ ω ` ●)
2012.2.11
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