いちご大福
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夕食後、片付けを終えるとカンクロウがプリンを食べていた。


『おいしそうなプリンだね!それどうしたの??』


「いいだろう!今日の任務の依頼人の大名がくれたんじゃん!」



カンクロウ…すっごい笑顔だ。


いいなぁ〜




『あっ!!そうだ!』


「ど、どうしたんじゃん?」


『あたし今日ね、隣のおばあさんにいちご大福もらったんだ!!「お夕食後にお食べ」って♪』


私はルンルン気分で冷蔵庫に入れてあるいちご大福を取りに行く。





が…






『…無い……






あたしのいちご大福がなあぁぁぁあい!!!!』





私はすぐに戻ってカンクロウを睨みつける。



今日はテマリは任務で帰ってないから食べたとしたらカンクロウか我愛羅だ…




『カンクロウ!食べたでしょ?!』


「ち、ちがうじゃん!俺は食ってないじゃん!」



『ホントにー?』



う〜ん…


カンクロウはホントにちがうみたい…





と、いうコトは…





『我〜〜愛羅ぁああぁぁあ!!!』



知らん顔でテレビを見ている我愛羅を見る…



が…



『起〜きろおおおぉお!!!!』




お得意の狸寝入りだった…




我愛羅を叩き起こして文句を言う。

ついでにポカポカと我愛羅の胸を叩く。


「ふん。りんごの拳など効かんな…むしろ可愛いぐらいだぞ。」


全然反省してないようです…



『もぉーーー我愛羅なんか知らなぁい!!一生口きいてやんないんだから!!』


「なっ…」


すると…


「りんご!落ち着け!俺のプリン、ちょっとあげるじゃん!!」


カンクロウが入ってきた。



『えっ…い、いいの?!やったぁ!カンクロウ大好きぃ!』



その瞬間…カンクロウの周りに砂が舞った…



『ちょっと我愛羅!お家の中で砂使っちゃダメでしょ!!』



「 し、しかし…」


『ダメなものはダメっ!』



カンクロウは砂に埋れていた…



まぁ、我愛羅が嫉妬してくれたと思うと少し嬉しくなった


でもっ!それとコレとはちがう!




「りんご…すまなかった…」



我愛羅が困ったような顔で謝ってきた。




むぅ…可愛い…




「俺は…りんごに口をきいてもらえないのはつらい…」




さらに悲しそうな顔になる我愛羅…


さっきはさすがに言い過ぎたなぁ…



『うん。我愛羅がちゃんと反省したなら許してあげる。それに、私もさっきは言い過ぎちゃった…ゴメンね?』


「俺は、りんごに嫌われたら生きていけん…」


『うん…あたしもだよ。』



我愛羅が私をぎゅっと抱きしめる。



『でも、次は怒っちゃうからね?』






☆あとがき

今回は少しギャグっぽく書いてみましたw

なんかもう、「こんなの我愛羅じゃない!」とかツッコんだら負けですw


読んでいただいた方、ありがとうございました!!



おまけ

『あっ!我愛羅!カンクロウ!!』


砂に埋めたままだった…


「りんごも我愛羅もひどいじゃん…」



終わりw







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