必要
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『…これでばっちり!……いけない!もうこんな時間!!』


夕食の下ごしらえを終えて時計を確認すると、もう5時をまわっていた。

もうすぐ我愛羅たちが任務から帰って来てしまう。




お気に入りのサンダルをはいて勢いよく家を出て里の入り口まで迎えに行く。



「おっ!りんごちゃーん!こんばんは〜」

「りんご〜急いでるのは分かるけど、こけないでよー?!」

「りんごちゃん元気だねぇ〜」


里の皆が挨拶してくれる。

『みんな〜こんばんはぁ!今急いでるから!またネ!』



みんなに挨拶して、再び全速力で走る…



走る…




「やぁりんご。今日もテマリたちの迎えか?」

『こんばんはぁ〜そうだよ!門番おつかれさまです。』


やっとのコトで里の入り口まで着く。




「今日も迎えに来てくれたのか!いつも悪いなぁりんご!」

『テマリおかえり!おつかれさま〜』

「りんご、ただいまじゃん!」

『カンクロウもおつかれさま〜!』

我愛羅たちが帰ってきた。


『我愛羅っ!!おかえり!』

最後に里に入った我愛羅ににっこり笑って言うと我愛羅は「あぁ。」とだけ小さく呟いて私の頭を撫でた。


「私たちは風影に報告して来るから、お前たちは先に帰っていいぞ。」

テマリが言う。

『ホントに?テマリありがとう!お夕食作って待ってるね!』

テマリに抱きつくと優しく頭を撫でてくれた。





我愛羅と2人で来た道を帰る。


さっき私に挨拶してくれたり、手を振ってくれた人たちは次々と我愛羅を睨み、こそこそとしている。


みんなは好きだけど、我愛羅に対するみんなの振る舞いは大キライ。


顔は無表情だけど、きっと辛いはず。




『ただいまぁ〜
我愛羅!今お夕食の準備するから待っててひゃあっ!』


キッチンへと向かおうとした私の腰を我愛羅の砂が捕える。

そのままずるずるとあっという間に私は我愛羅の腕の中…


「りんご…俺は……」

我愛羅がつぶやく…

我愛羅の考えているコトはスグに分かる。


『我愛羅…あなたは不必要なんかじゃない。少なくとも私やテマリ、カンクロウは我愛羅が必要。』


「お前は、俺の心が読めるのか…」

『我愛羅の考えてるコトなんかお見通しだよ?私はずっと我愛羅のそばに居る。』


我愛羅が私を開放し、見つめ合う。


キレイなエメラルドグリーンの瞳に吸い込まれそうになる。


2人の距離が0になり、唇が重なる。


「俺の全ては、お前だ…」





必要

(私の全ては、あなたです。)



☆あとがき

NARUTOの我愛羅初夢です!

管理人は我愛羅が好きすぎて死にそうですwww

リクエストなどじゃんじゃんお待ちしております!!





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