★5000hit企画 ▽ナゴ様リクエスト 囚われタクトでヘドタクエロ ※温めですが、一応R-18 「……こんにちは、ツナシ・タクトくん」 ヘッドと呼ばれる男は鎖で繋がれた少年に楽しげに話しかけた。シーツの上で逃れようと暴れたのか綺麗に整えてあったシーツには皺が寄っていた。 「君は随分元気みたいだね」 「一体、何のつもりだっ!」 手錠からジャラジャラと鎖の動く音を立てながらタクトはヘッドに食ってかかる。自由の利かない体で必死に睨みつけてくる様子はヘッドからすれば、逆に可愛らしく見えるのだがタクトは気付かない。 思わず小さく笑いながらヘッドはタクトのことを見つめていた。 「……まだ、分からない?」 ヘッドの問いには答えはないが、表情から察するに分からないらしいと判断し、ヘッドはスッと目を細めた。 白いシーツに広がっている赤い髪がとても印象的だった。 「君はここでずっと飼われるんだ、」 分かるかい、とタクトの髪と同じ色の瞳を見つめながらヘッドは言い聞かせるように囁いた。 ヘッドの言葉に何も言えず、目を見開いているタクトに何も言わずそのまま薄い唇を奪った。 噛みつくような荒々しい口付けにタクトはとっさに逃れようと抵抗するが、鎖に繋がれた体は思うようには動かなかった。そんなタクトを更に追い詰めるようにヘッドはタクトの纏っている衣服をゆっくりと剥いでいく。 その手つきは特に慌てている訳でもなく、ただ淡々としていた。 「……っ!うぁ、やめ」 「大人しくしててよ」 必死に抵抗するタクトをねじ伏せるように強い力で髪を掴み押さえつける。 既に衣服は乱され、露わになった健康的な肌色と真っ白で汚れ一つないシーツとの色合いや少年独特の未完成な肢体が厭らしく映った。いつか彼の絵を描いてみるのもいいかもしれない、そう考えながらその芸術品のような肢体を汚すことの出来る暗い悦びに浸っていた。 「すごく綺麗だよ、でも」 「ひぅ、んあぁっ!」 喋りながらもヘッドは淡々と腕を動かしてタクトの体を探るように撫でたり、厭らしい触れ方をする。時に悪戯にタクトの下半身を遊ぶかのようにいじり、タクトの反応を楽しんでいる。 タクトは必死に声を出すまいと唇を噛もうとするが、力が上手く入らずただ甘い声が溢れた。 「綺麗なもの程汚すのが楽しいんだよね」 そう言ってニヤリという嫌な笑みを浮かべてタクトの反応し始めている下半身にゆっくりと撫でるように触れただけでビクビクと敏感に反応するタクトを見てヘッドはフッと小さく笑った。 「んあぁ、ひあっ」 慣れない他人の手による刺激にタクトはただ甘い声を上げることしか出来なかった。 手で扱いていたヘッドが何か思い付いたようににやりと笑ったのは、必死に快感をやり過ごそうと目を閉じていたタクトには見えなかった。 「んう、……えっ、あ、ひあぁ!」 少し手による刺激に慣れ始めていた矢先の出来事だった。 タクト自身を包み込むように温かい粘膜で刺激されていた。その急すぎる激しい快感にタクトは必死で堪えていたのに達してしまう。 「早いね、やっぱり慣れてないんだ。気持ちよかった?」 「……最低だっ!」 絶頂の余韻でふわふわとした意識の中、笑顔で無神経に訊いてくるヘッドを睨みつけた。 だが、ヘッドはそんなタクトを見てそんな目で見たら益々苛めたくなるのだが、そんな気持ちは彼にはわからないのだろうな、と思い更に笑った。 まだ睨みつけているタクトを屈服させるように組み敷いた。四つん這いのような体勢が嫌なのか抵抗するタクトの赤い頭を押さえつけた。 「な、何をっ……」 「もう分かってるくせに」 そう耳元に囁くと押さえつけている細い体がびくりと反応した。 そのままタクトの固く閉じた秘部に触れると、タクトは必死に嫌だと主張するように首を振るがヘッドはそれを気に止める様子もなく静かに達したばかりのタクト自身に再び手を伸ばした。 「ん、んぁ……」 再び触られることに嫌悪感が走るのにタクトは自分が確かに感じていることに愕然とした。 そして、ヘッドは愛撫に集中しているタクトを見て固く閉じた秘部に顔を近付けた。 「ひっ、やあぁんあっ!」 他人に触れられたこともない場所を生暖かい物に舐められる感覚に違和感があるのに同時に自身を強く扱かれ、快感と違和感が交わりタクトはおかしくなりそうだと思った。 唾液で湿った秘部に更にタクト自身からだらだらと垂れている先走りを擦り付け指をゆっくりと挿入していく。 「あっ、……や、んう」 「大丈夫、痛くはしないから」 よくわからないながらにタクトはそのヘッドの言葉に安心していた。今縋ることが出来るのは彼しかいないのだと思った。 実際はその彼によりこのような状況になったのだというのにタクトは気付かぬ内に確かにヘッドに懐柔されていた。 「ふぁ、…あ、そこ…ひああ」 「ここが、気持ちいいの?」 徐々に指を増やされ探るように掻き回されてある部分に触れられた瞬間今までとは比べものにならない高く甘い声を上げたタクトにヘッドは確認するように更にその場所を撫でるように触れた。 「んあぁ!や、はぁん……き、もちぃ」 「素直な子は好きだよ」 ヘッドの問いに答えるように喘ぎながらのタクトの言葉にヘッドは褒めるように微笑みながらタクトの頭を撫でて耳元にそう囁いた。 「そろそろ……良いかな」 大分解れたタクトに秘部にヘッドの固くなっている猛りを押し当てる。 タクトは見えないながらも当てられたその固いものの正体に気付いたのかピクリと反応するが、抵抗はしなかった。 そんなタクトを見つめて怪しい笑みを浮かべてヘッドはゆっくりと挿入していく。 「……ん、ふあ」 傷つけないよう気を使っているような遅々とした行為はまるで恋人同士の初夜のようだった。 本当はタクトはヘッドの正体も考えも何も知らない、恋人などとは果てしなく遠い間柄の筈なのにタクトは何時の間にか彼と愛し合っているかのような錯覚に陥っていた。 ぼんやりと霞んだ意識の中、タクトは背後のヘッドの表情が見えないことを残念に思った。 「はぁ、ん…全部、入った?」 「ああ、大丈夫かい?」 ヘッドの問いに小さく頷き、続きを促すように視線を送ってくるタクトの愛に飢えた寂しげな瞳がヘッドには愛おしかった。無意識に甘え、誘うような或いは縋るような瞳をするタクトはまるで小さな子供のようでアンバランスな色香があった。 「は、んあぁ…っ」 腰を振る度に零れるタクトの高い喘ぎ声を聞きながら、ヘッドは彼はもう堕ちてしまったか、と思った。 ずぶずぶといやらしい音をたてることも既に気にならないのかタクトはただヘッドに揺さぶられるがままに高い声を上げた。 「あ、ひあぁ…も、いっちゃ、ああぁっ!」 「……」 静かにただ絶頂に追い込むようにラストスパートをかけるとタクトはあっさりと自身から白い液体を出してその後すぐに中にも生暖かい液体が出されるのを感じてビクビクと体をしならせてそのまま意識を失った。 「……おやすみ」 聞こえないだろうが、ヘッドはそう呟いて赤い頭を撫でた。 愚かなことをした、そう思う―― だが、愚かだとしてもそれは彼も同じだ。そう思いヘッドは小さく笑った。 「……もう離さないよ、タクトくん」 そう言ってタクトの胸に刻まれた傷に唇を落とした ――――――――― あとがき ナゴ様へ ⇒リクエストありがとうございます。 エロくするのは難しいですね、ちゃんとヘドタクになりましたでしょうか、これ… では、ありがとうございました! |