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黄瀬とおやすみ?
布団に入ってうとうとしていた。
気配を感じて目を開ける。暗闇のなかにぼんやり見えたのは、さらりと零れた金髪。
「涼太、わたし眠いんだけど」
「ごめん。でも、もうちょっと」
頬に当てられていた手が首筋を伝って胸元まで、するする滑っていく。
「ちょっと」
「いいじゃん。ちょっとくらい。疲れた俺にご褒美ちょうだい?」
返事も待たずに鎖骨にキスを落とした、君に呆れる。
今夜は眠れそうにない。
2015.01.25
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