メカクシ団と！
「はじめまして、メカクシ団の皆さん。ーえ？いやいや違いますよ。俺の名前は如月伸。如月伸太郎の双子の弟です。え？こんな兄はいない、兄は双子なんかじゃない？−なに言ってくれてんだよモモちゃん。俺は、正真正銘伸太郎の弟だ。嘘なんかじゃない。家族の顔を覚えてないって、まったくモモちゃんは…まぁここ数年は伸太郎と母さんにしか会ってないし、それもしかたないのかなぁ…？ーじゃなくて！！伸太郎にちょっと伝えて欲しいんだけどね？−うん、そうそう。伸太郎に、『とのと一緒に待ってるからねー』って。お願いね。うん。じゃあ俺はこの辺で……あ、分かってると思うけどさ、ー伸太郎に手を出したらぶっ殺す。」
「」
「何ていうか…個性的なお兄さんだな…」
そのご。
「ただいまー！！」
「お帰り、シンタロー。伝言聞いてくれた？」
「おう。俺、すっげー驚いてそのまま帰ってきちまったｗ」
「驚いたの？」
「そう。まさか伸が外に出るなんて思ってもみなかったから。」
「嬉しい？」
「−いや、なんか、さみしい。」
「−そっか。シンタローはそんな風に感じてくれたんだ。」
「ごめんな？なんか俺、自分勝手だ。」(外に出て欲しかったのに、本当にそうなったら外に出ないで欲しい。自分の傍にいて欲しい…なんて。)
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