5: 登場する種族

種族

次のような種族をプレイヤーキャラクターとして選択することができる。




人間※
 人口の8割を占める多数派。初めて始まりの剣に触れた種族として、「運命変転」という剣の加護により運命を逆転させることができる。ゲーム的には、央華封神のルールでいう「裏成功」が可能になっている(6面ダイスの出目を天地ひっくり返すことができる)。


エルフ※
 水辺や湖畔などに住む美しい種族。「優しき水」という剣の加護により、水中でも長時間息継ぎをせず、地上と同じように活動ができる。1.0ではプリースト技能を取得できなかったが、2.0ではプリースト技能を取得できるようになった。


ドワーフ※
 短身頑駆で、優秀な戦士の適性を持つ種族。「炎身」という剣の加護により炎に完全な耐性を持つ。女性はいつまでも年若い少女の姿であり、男性は濃いひげを生やしている。1.0ではプリースト以外のルーンマスター技能を取得できなかったが、こちらも2.0では任意の魔法使い技能を取得できる。炎に対する耐性から料理人としても優秀で、火力を活かした豪快な調理法を好む。そのため、反対に味付けに凝るコボルドとはライバル関係。


タビット※
 身長1mほどで二足歩行するウサギの姿の種族。神の声が聞こえない事から、呪いで姿を変えられた神の裔と自認しており、世界をめぐって、神に戻る方法を探している。プリースト技能を取得できないものの高い知力を持ち、魔法使いとしての適正と、危険察知能力を持つ。反面肉体面は脆弱で、体格の小ささから動きも鈍く不器用でもある。


ルーンフォーク※
 アル・メナス魔動機文明時代に作られた魔法生命体。本能的に他の種族に仕えたいという欲求を持つ。タビットと同様神の声が聞こえない他、妖精を見ることも出来ないため、プリースト、フェアリーテイマーの2技能を取得する事が出来ない。


ナイトメア※
 他の種族から異形として生まれ、魂に“穢れ”を持つとして忌まれているが、魔法戦士として高い適性を持つ。“穢れ”の影響で額に角があり、「異貌化」すると肌が青白くなり、角が大きくなる。この角が誕生時に母親の胎内を傷付けてしまい、死に至らしめる事が多いため、(特に医療技術の発達していない閉鎖的な環境では)“忌み子”と呼ばれて忌み嫌われる要因となっている(卵から誕生するリルドラケンは例外)。なお、どの種族から誕生しても姿形は同じになる。異貌化する事で、魔法を使う際の鎧によるペナルティがなくなる種族特徴がある為、重装備をしたまま魔法を使いこなす事が出来、能力値も全体的に高い。反面弱点が多く、元の種族の持っていた剣の加護が使えない、元の種族の属性の攻撃に弱くなる等のペナルティもある。
ルールブックIIで追加された種族


リルドラケン※
 交易をなりわいとする竜人族。生まれ持った頑強な肉体は防護点を持ち、尻尾を格闘武器にできる。「風の翼」という剣の加護により、飛行することができる。社交的な種族で子供は卵から誕生する。なお、ナイトメアについては、自力(自分の角)で殻を割って生まれてくる強い子供、と言う認識でしか無く、彼らに対する差別意識も特に持ち合わせていない。


グラスランナー※
 こびとのような種族。マナに反応しにくい性質のためMPを持たない代わりに、抵抗に成功した魔法を完全に打ち消す。ただし、魔法使い技能を取得すること自体は可能。



シャドウ※
 レーゼルドーン大陸からテラスティア大陸にやってきた人族。黒に近い灰褐色の肌と暗闇を見通す第三の目を持つ。主に密偵や傭兵を生業としており、義理堅く、契約者や友人を決して裏切ることがない。寿命は人間と同程度だが、大概は戦場で命を落とす事が多い。また、魔法に対して強い抵抗力を持つが、当のシャドウは生来のMPが低く魔法系の技能は苦手である。


フィー※
 古代種妖精と呼ばれる存在。妖精でありながら実体を持つため、ルーンフォークにも姿が見える。ただし、フィーの魂は擬似的なものの為に(神の声が聞こえない)プリースト技能が習得できず、魔道機が全く理解出来ないのでマギテック技能も習得できない。体重が軽い為、僅かに空中に浮かんでいる(空を飛ぶ事はできない)。蘇生も特殊で、4回まではペナルティー無しで蘇生するが、5回目には消滅して完全に死亡してしまう。



フロウライト※
 身体が透明な鉱石で構成されている種族。冒険者レベルが上がると金属鎧並みの防護点を自力で獲得し、MPは全種族中最高ランクまで上昇するが、逆にHPが全種族中最低ランクという極端な特徴を持つ。また、鉱石の身体の為に呼吸や食事が不要で毒や病気の効果とダメージを負わず、(沈んでしまうが)水中でも問題なく行動が出来る反面、薬草や薬での回復も不可能となるなど癖が強い種族である。この他、呼吸を必要とするエンハンサー技能が習得出来ない。






る。太陽光が弱点で、昼間は外を出歩く事は無い。


ドレイク※
 強大な力を持った蛮族達のリーダー格で、他の蛮族を従えて軍勢を作る事が多い。美しい人間に似た姿をしているが、頭部には2本の太い角があり、背中には大きな皮膜の翼が備わっている。また、常に魔剣を装備しており、その力を取り込む事で巨大なドラゴンに変化する事が可能である。貴族階級に沿った格付けが存在し、現在の所、バロン(男爵)、バイカウント(子爵)、カウント(伯爵)、マーキス(侯爵)、“王”の格付けが確認されている。子供はリルドラケン同様、卵から誕生し、魔剣を抱えた状態で誕生する。この魔剣はドレイクの力の源であり、魔剣を破壊される事はドレイクにとって死を意味すると言ってよい。まれに魔剣を持たずに誕生することもあるが、そういった者や何らかの理由により魔剣を破壊された者は蛮族社会から放逐されることとなり、中には人族社会へ居場所を求める者もいる。


バジリスク
 ドレイクと並ぶ蛮族達のリーダー格。伝説同様、石化の魔眼と毒を帯びた血液を有する。普段は人の姿を取っており、両目を覆うマスクを着用しているが、魔眼の力が衰える事は無い。ドレイクとは仲が悪く、仲違いする事がほとんどである。ピンチになると8本足の巨大なトカゲの姿に変化するが、力が強くなる代わりに知能は低くなる為、ほとんどのバジリスクが変化を嫌っている。対象を翡翠に変化させ、死者を蘇生させる魔眼を持つジェイドバジリスクなどの上位種が存在する。


ラミア※
 人間の女性の上半身が蛇の胴体に繋がった姿の蛮族。生きていくための食料として若い人族の血がどうしても必要となるため、人族の姿に化けて人族社会の中に隠れ棲みながら、人族と共生する道を選んでいる。それ故に人族と積極的に敵対しようとはしない。


ライカンスロープ※
 儀式によって人間が変じた、半人半獣と人間の二つの姿を持つ蛮族。他の蛮族とは交流が薄く、独自の勢力を築いている。


ノスフェラトゥ
 ヴァンパイアとも呼ばれる蛮族で、本来ならば他の蛮族さえも忌避するアンデッドを従える。彼らは吸血によってブラッドサッカーと呼ばれるアンデッドをしもべとして生むが、見込みのある者は儀式を伴った吸血方法によりレッサーヴァンパイアとして一族に引き入れていく。ただ、全てがこうして生きているとも限らず、中には隠棲を望むも人間がそれを許さないため、仕方なく応戦する者も僅かながらいる。



ダークナイト
 迫害によって人族社会を捨て、蛮族として生きる道を選んだナイトメア。蛮族としての姿を望むため、常に異貌化している。ナイトメア同士でも生殖行為ではナイトメアが生まれることは稀である(と言うよりはまず無い)ため、同族を増やすためには人族社会にいるナイトメアを攫うという手段を取る。
 便宜上蛮族の項に記述してあるが、種族的には「人族のナイトメア」と同一であり、種族特徴や一部神聖魔法の効果(対蛮族用魔法の影響を受けず、対人族用魔法の影響を受ける)もナイトメアに準じる(人間の第2の剣の神々のプリーストが種族的には「人族の人間」扱いなのと同様)。ただし一部サプリメントでデータが存在する「名前を持つ魔物」のダークナイトは人族ではなく蛮族の項に掲載されている。



ウィークリング※
 産まれつき“穢れ”が少なく、本来の能力が低くなった蛮族の総称。上述の「魔剣を持たないで産まれたドレイク」もこの範疇に含まれる。ちなみに、コボルドのウィークリングは(“穢れ”が1点しか無いので)存在しない。



ラルヴァ※
 人間とヴァンパイアとのハーフ。いわゆるダンピールで魔法戦士の適正を持つが、親元のヴァンパイア同様、太陽の光に弱い上に人間よりも打たれ弱い欠点を持つ。大半のラルヴァはヴァンパイアに強い憎悪を持っており、可能な限り多くのヴァンパイアを滅ぼし、人として死ぬ事を望んでいる。





アンデッド
 人族蛮族共通の敵で、討伐の対象。中には、知性を持つ者も存在し、神を信仰したりする。ただし、理性的でなかったり、妄執に囚われていることが多い。






魔神
 狂信ラーリスを信仰するものが多く、奇怪な姿をしていたり、召喚されたりしてくる。非常に強力な能力を持っている。

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