孤独な個室でさえ肯定される嘘
2012/05/07 18:17

「 ごめんなさい」
貴方の為という薄っぺらい建前で、わたしは言葉を飲み込んだ。熱湯はぬるま湯へと冷めていく。本能的に悟った終焉をひた隠しにして、臆病なわたしは緩く頭を垂れるだけ。どうにも後退り出来ないように思えたのだ。


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