*会話文のみ
『ちょっと柳!それ本当なの?!』
「あぁ。もしかしてと思ったがやはり知らなかったか」
『もっと早く言ってよー!何にも考えてないよどうしょう!』
「俺たちはてっきりなまえも知ってると思ってたんだよ。ね、蓮二?」
「あぁ。だが、みょうじが一向に動く気配がしなかったのでまさか、とな」
『うわーうわーほんとどうしよう。真田って何が欲しいんだよ!ぜんっぜんわかんない…』
「こうしてみるとちゃんとなまえって真田の事好きなんだね。いつもの真田対する態度見てると本当に好きなのかなって思うけど」
「みょうじの好意は所詮、貶し愛だからな。好きな相手にこそ酷くあたる」
「俺たちも相当だけど真田の比じゃないからね。こんなひねくれた女子に好かれて真田も大変だなー」
『何よそれ。どういう意味?』
「そのままの意味なんだけど?」
『はぁ?』
「何」
「それより、贈り物はどうするんだ?それにこれを期にそろそろ思いを告げたらどうだ」
「いつまで喧嘩友達みたいな関係続けるつもり?なまえだってこのままでいいとは思ってないんでしょ?」
『ま、まぁ…』
「じゃあ決まりだな」
『え!何が!』
「何がって、明後日なまえが真田に誕生日プレゼントを渡す時に一緒に告白するって話しだよ」
『う、嘘!』
「嘘じゃない」
「この際はっきりしろ、みょうじ」
『えっと、その、』
「はい、決定」
「決定だな」
『嘘だー!』
(20150519)